ロバーツ監督が“由伸効果”を絶賛 ノーノー寸前から続く好投連鎖…ご満悦「POに近い」

試合後、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】 
試合後、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】 

先発陣は「お互いを刺激し合っている」

【MLB】ドジャース 7ー2 ロッキーズ(日本時間10日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地でのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、3打数1安打1打点だった。投打の噛み合った試合で、レッズに敗れた地区2位のパドレスとの差は2ゲームに開いた。

 この日先発したシーハンは7回1失点。4回までは無安打投球だった。ドジャースの先発陣は6日(同7日)のオリオールズ戦で山本が9回2死までノーノー投球を披露してから、好投が続く。7日(同8日)の同カードではカーショーが5回2/3を4安打2失点で10勝目。前日8日(同9日)のロッキーズ戦ではグラスノーが7回無安打1失点だった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「間違いなく、彼ら(先発ローテの)6人は全員才能豊かな選手。でも彼らはお互いを刺激し合っている。打線もそう。しかるべき選手がいい打撃をすれば、(次の打者は)それに続きたいと思う。先発投手の仕事ぶりは素晴らしい」と、山本から続く流れを称賛した。

 さらに「投手陣は非常に重要な試合だという意識で試合に望んでいる。プレーオフの意識に近いかな。捕手もそのような意識でサインを出している。守備の集中力も際立っている。ヒットや走者を許すことを阻止できているし、チームとしてハイレベルな集中力で(試合に)臨むことができている。打線も(好調の投手陣に)追いついたように感じているよ」とご満悦。チーム全体の意識の高さを称賛した。 

 なお、大谷は初回の第1打席は中飛。第2打席では今季98個目の四球で出塁すると、8月10日(同11日)以来となる今季18個目の盗塁で二塁へ。続くベッツの本塁打で生還した。4-0で迎えた5回1死二塁の第3打席では強烈な右前適時打を放った。第4打席は一ゴロだった。大谷の49号は飛び出さなかったが、ベッツが17号、フリーマンが20号、T・ヘルナンデスが22、23号を放つなど、4本塁打が飛び出して投手陣を援護した。

(Full-Count編集部)

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