キッチンでの大谷翔平「結婚してからしていない」 話題のエプロン姿…CM撮影で驚きの“器用さ”

日清製粉ウェルナ担当者が明かすCM撮影の舞台裏
珍しいエプロン姿がお茶の間の共感を呼んだ。ドジャース・大谷翔平投手の本塁打数に合わせパンケーキを積み上げた、パンケーキ企画 ”SHO-TOWER”をX(旧ツイッター)に投稿し、話題になっている日清製粉ウェルナ。大谷がパスタ作りに挑むCMも話題を呼んでいる。同社担当者に、広告契約の経緯から撮影の舞台裏まで話を聞いた。
同社は2024年11月19日に大谷と広告出演契約を締結。「食の大切さや食を通じた楽しさを食への探求を続ける大谷選手と一緒に発信したい」という同社の思いに大谷が共感したことがきっかけだった。CMでは大谷がオレンジ色のエプロンを身に着けて登場。パスタを鍋に入れ、食材をリズミカルに包丁で切り、フライパンで炒めるなど、本格的な料理を披露している。最後は自身が作ったパスタを味わい、「おいしいです!」と満面の笑みを浮かべていた。
大谷のエプロンは体に合わせて“特注”したものだった。ご本人も楽しみながら撮影に臨んでくださり、NGもほぼなく、スムーズに完了しました」と、担当者も感謝。中でも印象的だったのは、調理の手際の良さ。「『結婚してからパスタとかは自分では作ってないです』と話されていましたが、調理は非常に手際が良く、改めて器用な方だと感じました」と振り返る。

大谷のHR数に合わせてホットケーキミックスを寄贈する社会貢献も実施
今年3月15日、東京での開幕シリーズを前に新CMの放映が開始。反響は絶大だった。「自社のパスタの売上にも、間違いなく良い影響がありました」と感謝する。SNSでは「大谷選手は、塩パスタなどが話題となっている中で、普段ソースとか作って調理するんだ」という声も上がっていた。
日清製粉ウェルナは、話題のパンケーキ企画 ”SHO-TOWER”の投稿と連動した社会貢献活動「SHO-TOWER スマイルタワープロジェクト」も実施している。今シーズンの前半戦では、大谷が放った32本の本塁打に合わせ、同社の「日清 ホットケーキミックス 極もち 国内麦小麦粉100%使用」32ケースを「NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン」を通じて子どもたちに寄贈。大谷とのこの企画が「何か社会に還元できる施策になれば」という願いから始まった。
「いつか撮影などでお会いできた時に、大谷選手ご本人へ『子どもたちが喜んで食べてくれました』と直接ご報告できる日が来ると嬉しいです」と担当者は笑顔で語る。大谷と同社の重なった想いが子どもたちに笑顔をもたらしている。
(森大樹 / Daiki Mori)