日本ハム、9年ぶりの80勝到達で鷹のV阻止 日本一2016年以来…複数球団達成は7年ぶり

4-4の5回に水野が糸川からバックスクリーンへ7号3ラン
■日本ハム 8ー5 西武(26日・ベルーナドーム)
日本ハムは26日、ベルーナドームで行われた西武戦に勝利して連敗を3で止め、シーズン80勝に到達した。球団では、日本一輝いた2016年の87勝以来、9年ぶり5度目の快挙。節目の勝利でソフトバンクの優勝決定を阻止した。
初回、先発の加藤がわずか4球で先制を許すなど一挙3点を取られる苦しい立ち上がりとなった。しかし2回に田宮の中前適時打で1点を返すと、3回に清宮幸の2点適時二塁打と石井の中前適時打で逆転に成功した。
直後に渡部聖の11号ソロで同点とされたが、5回に水野が糸川からバックスクリーンへ7号3ランを叩き込み、勝ち越した。その後は救援陣がリードを守り抜いた。この日ソフトバンクが勝利して日本ハムが敗れればリーグ制覇の夢は潰える。絶対に負けられない一戦で、15安打8得点と打線が意地を見せた。
チームの80勝以上は、東映時代の1961年(83勝)、日本ハムになってから2006年(82勝)、2009年(82勝)、2016年(87勝)以来だ。一方で、この日の試合前時点でソフトバンクはすでに82勝に到達している。パ・リーグで同一シーズンに複数球団が80勝以上するのは、2018年の西武(88勝)とソフトバンク(82勝)以来という珍事となった。
(Full-Count編集部)