日ハム宮西尚生、NPB史上4人目の900試合登板達成 本拠地最終戦…新庄監督が異例の祝福

日本ハム・宮西尚生【写真提供:産経新聞社】
日本ハム・宮西尚生【写真提供:産経新聞社】

新庄監督「今シーズン3つの目標があって、宮西くんの900登板」

■日本ハム ー 楽天(23日・エスコンフィールド)

 日本ハムの宮西尚生投手が23日、エスコンフィールドで行われた楽天戦に救援登板。通算900試合登板を達成し、“北の鉄腕”にまたひとつ勲章が加わった。

 3点を追う5回1死一、二塁、左打者の宗山が打席を迎える場面で登板。18年間、黙々と投げ続けた左腕の名が告げられると、球場から歓声が起きた。マウンドで出迎えた新庄監督が、リリーフカーに乗って登場した宮西に声をかけ、直接ボールを手渡した。

 宗山には四球を与え、代打フランコは犠飛で2死となったところで交代となった。ベンチ前で新庄監督から出迎えを受け、手渡された「900」の記念ボードを掲げると、スタンドからは拍手と歓声が贈られた。

 2007年大学生・社会人ドラフト3巡目で入団して以来、チームのために左腕を振り続けてきた。新人時代から、パ・リーグ新の14年連続50試合以上登板。近年は苦しいシーズンもあったが、昨年8月4日のソフトバンク戦では史上初の通算400ホールドを達成した。現在は424ホールドまで数字を伸ばしている。

 900登板は歴代4位だが、現役では断トツ。新庄剛志監督は「今シーズン3つの目標があって、優勝すること、大怪我をさせない起用法で勝っていくこと、宮西くんの900登板」と話しており、21日の同戦で最後の1アウトを任せるはずだった。しかし9回1死一塁からまさかの併殺で勝利。指揮官は「リクエストしようかと思った、セーフやろって(笑)。それくらい投げさせたかった。エスコンでさせたいので」と話していたが、ついにそのときを迎えた。

(Full-Count編集部)

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