大谷翔平が捉えるイチローも未到達の偉業 “個人軍”だけでは無理…「150」の壁

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

イチローのキャリア最多得点は2001年の127

 ドジャース・大谷翔平投手は今季153試合に出場し、メジャー最多の141得点をマークしている。あのイチローでさえも未到達の「シーズン150得点」。MLB公式は「信じられないほど稀なこと」として期待を込めた。

 大記録達成へ熱視線が送られている。MLB公式サイトは21日(日本時間22日)、「ワイルドな最終週に向けて準備はいい? 懸かっているすべてがある」としてレギュラーシーズン最終週に期待される記録などの9選をまとめた。その1つに選ばれたのが、「オオタニ、150得点への挑戦」だ。

「シーズン最終週に入る時点で141得点を記録しているオオタニは、これまでごくわずかな選手しか到達できなかったレベルの得点数に挑もうとしている」とここまでの活躍を称えた。そして、残り6試合で9得点を挙げれば、21世紀以降では誰一人としてクリアしていない年間150得点の偉業を達成することになる。

 最後に150得点以上を記録したのは2000年のジェフ・バグウェル(アストロズ/152得点)。MLB公式は「バグウェル以前となると、1949年のテッド・ウィリアムズまで遡らなければならない。シーズン140得点というだけでも素晴らしいが、150得点は信じられないほど稀なことだ」と、大谷の歴史的偉業に願いを込めた。

 直近では2023年に「40本塁打&70盗塁」を記録したロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)が149得点としたものの、あと1点及ばなかった。2001年にメジャー歴代最多タイの116勝を挙げたマリナーズにあって、1番を務めたイチローも同年は127得点。歴代でも延べ46度しか生まれていない「150」の“偉業”。大谷の打撃はもちろん、後続を打つ選手の活躍も必要不可欠となる。

(Full-Count編集部)

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