佐々木朗希が4か月ぶりにメジャー復帰、球団発表 救援で起用へ…指揮官期待「メリットたくさん」

不振のイエーツがIL入り
ドジャースは24日(日本時間25日)、佐々木朗希投手のメジャー昇格とカービー・イエーツ投手の負傷者リスト(IL)入りを発表した。デーブ・ロバーツ監督は敵地でのダイヤモンドバックス戦の試合前、復帰が決まった佐々木朗希投手について「ロウキは今夜、(ロースターに)復帰する。彼は救援陣に入ることになるだろう」と起用法を明かした。佐々木は5月中旬から右肩インピンジメント症候群でIL入りしていた。
ロバーツ監督は「とにかく……確信を持った球を投げること。彼がこれまで慣れてきたものよりも短い登板になると分かっているので…登板ごとに1イニングか2イニング全力を出し切ること。私はそんな感じで見通している。そして、ピッチングを自然に展開していって、打者に攻めのピッチングをすること」と佐々木への期待を語った。
報道陣からリリーフとして終盤に起用するのかと聞かれた指揮官は「我々は今、試合に勝たなければならない状況で、重要度が低い場面というものがそんなに多くはない。それは現在、容易に言えることだと思う」と起用を前向きに考えていることを示した。
さらに、ロバーツ監督は「我々は間違いなく(佐々木を)1度の登板より多く見てみたいと思っている。彼を数回見られれば、メリットがたくさんあるだろう。彼は3Aの救援陣で投げていたし、本当にいい感じだ」として、この先プレッシャーのかかる場面でも登板させる考えを明かした。
復帰後のサポート役にはジョシュ・バードブルペンコーチの名前をあげ「彼の助けになるだろう。そして彼は救援陣に入ることで、選手たちとの絆を少し構築し始めるだろう。しかしながら、具体的に誰が彼を助けていくのかはわからない」と、佐々木がうまくチームに馴染むことも期待した。
佐々木は21日(同22日)に傘下3Aオクラホマシティの一員としてタコマ戦に登板。6回から救援して1回無安打無失点、1奪三振と好投した。初めて救援登板した18日(同19日)に続き2試合連続の無失点とし、自らの力でメジャー再昇格を勝ち取った。
1年目の今季は8試合登板で1勝1敗、防御率4.72。5月13日からIL入りし、8月14日にマイナーで実戦復帰。3Aでは7試合に登板(5先発)して0勝2敗、防御率6.10の成績を残していた。
また、ロバーツ監督はカービー・イエーツ投手のIL入りにも言及。「カービーは長い間、ハムストリングの問題に対処してきた。出来ることをすべてやっているが、明らかに負担がかかっている」と今季50試合登板のベテラン右腕の再調整に触れた。イエーツは8月23日(同24日)にILから復帰したがまたもIL入り。今季50試合に登板し防御率5.23、4勝3敗、3セーブの成績を残していた。
(Full-Count編集部)