新庄監督、鷹の優勝阻止も「何もない」 9年ぶり80勝到達…逆転Vに「全員で勝つのみ」

日本ハム・新庄剛志監督【写真:古川剛伊】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:古川剛伊】

15安打8得点、水野が勝ち越しの3ラン

■日本ハム 8ー5 西武(26日・ベルーナドーム)

 日本ハムは26日、ベルーナドームで行われた西武戦に8-5で逆転勝利し、シーズン80勝に到達した。ソフトバンクの優勝を阻止する勝利となったが、試合後、新庄剛志監督は「何もないですよ、全員で勝つのみ」とわずか10秒ほどで取材を切り上げた。

 ソフトバンクが勝利し日本ハムが敗れればリーグ制覇の夢は潰える負けられない一戦で打線が15安打8得点と躍動した。初回、先発の加藤が一挙3点を取られる苦しい立ち上がりとなったが、2回に田宮の中前適時打で1点を返すと、3回に清宮幸の2点適時二塁打と石井の中前適時打で逆転に成功した。

 直後に渡部聖の11号ソロで同点とされたが、5回に水野がバックスクリーンへ7号勝ち越し3ラン。その後は救援陣がリードを守り抜いた。鮮やかな逆転勝利にも新庄監督は「何もないですよ、全員で勝つのみ。OK?何もない、本当に何もない。勝つのみ。ね」と言葉少なく話し球場をあとにした。

 この日、ソフトバンクも楽天に勝利したため、優勝マジックは1となり、日本ハムが明日のロッテ戦に勝っても、ソフトバンクが西武戦に勝利すればリーグ制覇が潰えることになる。ただ、わずかだが可能性は残されている。2016年以来9年ぶりとなるシーズン80勝目を達成した日本ハムナインは最後まで諦めず戦いぬく。

(Full-Count編集部)

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