大谷翔平2HRの裏に昨年からの“成長” ロバーツ監督は実感…消えた課題「素晴らしい9月を」

1日、レッズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
1日、レッズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷は自身初のポストシーズン1試合2HR

【MLB】ドジャース ー レッズ(日本時間2日・ロサンゼルス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は1日(日本時間2日)、本拠地で行われるレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)第2戦前に会見を行った。前日の第1試合で2本塁打を放った大谷翔平投手について問われ、「ボールを見極める点で素晴らしい9月を過ごしたから、それがポストシーズンに向けて準備につながった」と“成長”を実感していた。

 大谷は初回先頭、剛腕グリーンの100.4マイル(約161.6キロ)を捉え、打球速度117.7マイル(約189.4キロ)、角度21度の弾丸ライナーの先制弾を叩き込んだ。さらに6回2死一塁、右腕フィリップスから飛距離454フィート(約138.4メートル)の2号2ラン。ポストシーズンでは自身初の1試合2本塁打の活躍だった。

 大谷はドジャースに加入した昨季、自身初のポストシーズン進出を決めた。地区シリーズで1本、リーグ優勝決定シリーズで2本塁打を放ち、通算3本としている。今季はポストシーズン初戦でいきなり2発を叩き込み、昨季にあと1本で並ぶことになる。

 報道陣から、大舞台で力を発揮する面で昨年の経験が生きているのかと問われたロバーツ監督は「ああ、そうだと思う。スーパースターたちというものは、大舞台でパフォーマンスを見せたいと思うものだが、試合を自分たちのペースになるようにしなければならない。昨年は序盤にボール球を追いかける場面が少し多かったと私は感じた」と、打席面で課題もあったという。

 しかし、「彼は今年、ボールを見極める点で素晴らしい9月を過ごしたから、それがポストシーズンに向けて準備につながった」と1年での成長を実感した様子だった。大谷はシーズン佳境の9月、大谷は打者として打率.312、10本塁打、OPS1.165の活躍で地区優勝に大きく貢献した。

(Full-Count編集部)

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