大谷翔平と佐々木朗希が成し遂げた“史上初”　劇的逆転が塗り替えた歴史…MLBも称賛

大谷はポストシーズン初先発＆勝利、佐々木はプロ初セーブ

【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ（日本時間5日・フィラデルフィア）

　ドジャースは4日（日本時間5日）、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に逆転勝ち。先発した大谷翔平投手が6回9奪三振3失点の力投でポストシーズン初勝利を挙げ、佐々木朗希投手が日米通じてプロ初セーブをマークした。ポストシーズンで日本出身選手の2人が同じ試合に先発投手として勝利を挙げ、セーブを記録するのは史上初の記録となった。

　初回を3者凡退に抑えた大谷は、2回に先頭のボームを四球で歩かせると、続くマーシュには中前打を打たれて無死一、二塁のピンチに。ここでリアルミュートに右中間を破る適時三塁打を浴びて2点を先制された。さらに1死からベイダーにも左犠飛で3失点を喫した。

　しかし、その後は立て直した。3回はシュワーバーとハーパーを2者連続で空振り三振に仕留めるなど、6回89球を投げ、3安打3失点。9奪三振1四球。勝利投手の権利を持って降板した。最速101.4マイル（約163.2キロ）だった。

　チームは3点差の6回にE・ヘルナンデスの左翼線2点二塁打で反撃を開始。さらにT・ヘルナンデスの3ランで逆転すると、7回からの2イニングをグラスノー、べシアが無失点とつなぎ、2点リードの9回は佐々木が登板。1死から二塁打を浴びたものの、最速101マイル（約162.5キロ）で圧倒し、無失点でメジャー初セーブを挙げた。

　MLB公式X（旧ツイッター）はドジャースの勝利後に「大谷翔平と佐々木朗希は、ポストシーズンの同じ試合で勝利投手とセーブの両方を記録した初の日本人の先発投手・救援投手のコンビである」と投稿。2人の写真を並べ、その力投を称えた。

（Full-Count編集部）