伝説219勝右腕が驚いた大谷翔平の“変化” 投打同時出場なのに「リズムがどんどん」

フィリーズ戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
フィリーズ戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は2回に3失点…6回9K3失点でQS

【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)

 ドジャース・大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に「1番・投手」で投打同時出場し、ポストシーズン初登板初先発で初勝利を挙げた。6回9奪三振3安打3失点の力投。殿堂入り右腕のペドロ・マルティネス氏は「リズムがどんどん良くなっていった」とし、“尻上がり”に調子を上げた投球に驚いていた。

 初回は3者凡退の立ち上がりだったが、2回に四球と安打でピンチを招き、リアルミュートには100.2マイル(約161.3キロ)を右中間2点三塁打とされた。さらに犠飛を浴びて3失点。しかし3回からギアを上げる。シュワーバー、ハーパーを2者連続で空振り三振。4回も3人で片付けた。5回は2死一、二塁からシュワーバーをカーブで空振り三振にした。

 6回も続投し、先頭・ハーパーをカーブで空振り三振に仕留めるなど3人で抑えた。6回89球を投げ、3安打3失点。9奪三振1四球。勝利投手の権利を持って降板。最速101.4マイル(約163.2キロ)だった。7回にテオスカー・ヘルナンデス外野手の3ランが飛び出し、ポストシーズン初勝利を手にした。

 米メディア「TNTスポーツ」公式X(旧ツイッター)は、通算219勝&サイ・ヤング賞3回を誇るマルティネス氏とフィリーズOBのジミー・ロリンズ氏の試合後の分析を投稿した。マルティネス氏は「(フィリーズ先発のクリストファー)サンチェスは降板した際に、私には少し疲れていたように見えましたね」と指摘。一方で「オオタニは進むにつれてリズムをつかみました」という。

「2回の悪い場面を経て、彼はリズムがどんどん良くなっていきました。投げる球も良くなっていきました。打者からアウトを奪うたびに、どんどん自信が付いていった感じでした」と、大舞台でも発揮したスター性に感銘を受けた様子だった。

(Full-Count編集部)

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