大谷翔平、二刀流弾で“メジャー史上初”を達成 レギュラーシーズン含めて前代未聞の快挙

投手として3奪三振後に目の覚めるような特大弾
【MLB】ドジャース ー ブルワーズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
メジャーの歴史を塗り替える衝撃の一発だった。ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、第1打席で9試合ぶりとなるポストシーズン3号ソロを放った。投手としての先頭打者弾はメジャーリーグの歴史で史上初の快挙だった。
初回のマウンドで3者連続三振を奪った直後、復活を告げる一発だった。フルカウントからキンタナの6球目のスラーブを右翼最上段まで運び、確信歩きを見せた。打球速度116.5マイル(約187.5キロ)、飛距離446フィート(約135.9メートル)、角度25度の特大弾だった。
MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)で「レギュラーシーズンまたはポストシーズンでMLB史上初の投手による先頭打者ホームラン」と投稿。ポストシーズンに限らずレギュラーシーズンでも史上初の快挙であることを紹介した。また、投手がポストシーズンで本塁打を放ったのもドジャースの球団史上で初だった。
ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでは14日(同15日)の第2戦で4試合ぶりの安打を放つと、15日(同16日)の練習では珍しく屋外フリー打撃を行い、32スイング14本の柵越え。ドジャースタジアムの右翼屋根裏に飛び込む推定150メートルの特大弾を放つ場面もあった。本拠地に戻った16日(同17日)の第3戦では初回に右翼線三塁打を放って先制に貢献し、復調の兆しを見せていた。ドジャースはリーグ優勝決定シリーズ3連勝で2年連続ワールドシリーズ進出へ王手をかけており、チームを勢いづける一発となりそうだ。
(Full-Count編集部)