ド軍に敗退…フィリーズは“解体”の可能性 大谷ライバルは争奪戦必至、迫る首脳陣の決断

シュワーバー、リアルミュートがFAに
地区シリーズでドジャースに敗れたフィリーズは長いオフシーズンに突入した。2022年に監督に就任したロブ・トムソン監督は1年目からワールドシリーズに出場し、その後も毎年プレーオフに進出したが、直近2年は地区シリーズで敗退。地元メディアは「解体」の可能性を示唆した。
まさかの幕切れだった。1勝2敗で後がない地区シリーズ第4戦。左腕サンチェスが7回途中1失点と好投するも打線が沈黙した。試合は1-1で延長11回に。2死満塁でパヘスが放ったボテボテのゴロを24歳の右腕カーカリングが本塁へ悪送球。サヨナラ失策となりシーズンが終わった。
1番には首位打者ターナー、2番に本塁打王のシュワーバー、3番はMVP2度を誇るハーパー。メジャーでも屈指の打線だが、ターナーは打率.235、OPS.551、シュワーバーは2本塁打を放ったが打率.188、ハーパーも打率.200、ノーアーチと快音が響かなかった。
オフにはシュワーバーとリアルミュート、さらに左腕スアレスがFAになる見込み。今季2冠に輝いたシュワーバーには大型契約が見込まれる。地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」は第3戦終了後「9億2700万ドル(約1400億円)の主力5人が、ドジャースとの地区シリーズで本塁打0、13三振。2連敗でシリーズ0勝2敗となっている。もう1敗すれば、チーム解体の可能性もある」と報じ、トムソン監督の解任の可能性も言及していた。ドジャースのライバル球団は、どのようなオフを過ごすことになるのだろうか。
(Full-Count編集部)