マリナーズ、リーグ優勝決定Sで2連勝 ポランコが勝ち越し3ラン…敵地沈黙、初のWS進出に前進

リーグ優勝決定Sで2勝は2000年以来
【MLB】マリナーズ 10ー3 Bジェイズ(日本時間14日・トロント)
マリナーズは13日(日本時間14日)、敵地で行われたブルージェイズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦に10-3で勝利した。初回にフリオ・ロドリゲス外野手の3ランで先制、同点の5回にはホルヘ・ポランコ内野手が勝ち越し3ランを放ち、敵地2連戦で連勝。勢いをつけて本拠地へ戻る。
第1戦を3-1で先取したマリナーズ。いい流れのまま初回の攻撃につなげた。ヤンキースとの地区シリーズで好投したトレイ・イェサベージ投手を前に先頭から四死球で出塁すると、ロドリゲスが甘い変化球を捉えて3ランを叩き込んで先制した。
しかしその裏にジョシュ・ネイラー内野手の失策で1点を返されると、アレハンドロ・カーク捕手の適時打ですぐさま2点を返される。さらに2回にはネイサン・ルークス外野手の右前打で同点となった。流れはブルージェイズに傾いたかと思われたが、またもポランコが空気を変えた。
5回、先頭のランディ・アロザレーナ外野手が安打と失策で二塁へ。カル・ローリー捕手は申告敬遠で一、二塁の好機。ロドリゲスは代わったルイス・バーランド投手に三振を喫したが、ポランコが右翼席へ豪快な3ランを叩き込んだ。地区シリーズ第5戦でサヨナラ打を放つなど、要所で大事な一打を放ってきた32歳にマリナーズベンチは狂喜乱舞した。
データに特化した米スポーツメディア「オプタ・スタッツ」によると、ポストシーズンで3試合連続、5回以降に勝ち越し打を放つのはポランコが史上初だという。6回にも追加点を挙げ、7回にはカナダ出身のネイラーが初回の失策を取り返す2ランを叩き込み、一気にリードを広げて勝利した。
マリナーズはリーグ優勝決定シリーズに進出するのは通算4度目。1995年は2勝4敗でインディアンス(現ガーディアンズ)、2000年は2勝4敗でヤンキース、イチロー氏を擁しメジャー最多116勝を挙げた2001年は1勝4敗でヤンキースに敗れた。ワールドシリーズ進出は球団創設以来、一度もないが、敵地での連勝で大きく前進した。
(Full-Count編集部)