大谷翔平の負担を「多くの人は気づいていない」 同僚が称えた振る舞い「尋常じゃない」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

グラスノーが称えた大谷翔平の活躍

 ドジャースは17日(日本時間18日)、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に5-1で快勝しワールドシリーズ進出を決めた。勝利の立役者となったのは大谷翔平投手。打っては先制弾を含む3本塁打、投げては6回0/3を10奪三振、無失点の好投でドジャースタジアムの視線を独占した。チームメートも大谷の姿を羨望の眼差しで見つめた。

 MLBネットワークのラジオ番組「シリウスXM」は17日(同18日)、公式X(旧ツイッター)でタイラー・グラスノー投手のインタビューを公開。大谷について聞かれた右腕は「彼は毎日同じで、いつも幸せそうに笑っている。前にも言ったけど、彼は毎日が夏休みって感じがする。彼は本当にのんびりしているんだ」と、何があっても変わらない大谷のスタンスを称えた。

 インタビューが行われたのはブルワーズとの第4戦の試合前。大谷の登板について聞かれると「とても期待している。彼はえげつないよ。登板するたび、みんなから三振を奪ってると思う。100マイルの球と、えげつない変化球を操る。だから、みんなと同じように、僕も期待している」と、二刀流での躍動を待ち望んでいた。

 続けてグラスノーは「仕事量がなかなか尋常じゃない。毎日フィールドに来て色々とやらないといけない。2つのことに取り組まなきゃならないのが、どれだけ精神的に負担になるか多くの人は気づいていないと思う」と、打者と投手、2つの役割で準備を重ねる過酷さを強調した。

「その上、彼に毎日メディアが張り付いている。本当に大変なこと。でも彼はただ毎日変わらず、同じ奴でいる。ただ幸せそうに、笑顔でね。さっきも言ったけれど、彼はまるで毎日夏休みって感じみたいで。彼は本当にのんびりしているんだ。(メディア対応も)あまり彼に影響していないと思う。(いつも)楽しんでいるんだよ」と大谷の振る舞いを称賛。野球と向き合う姿に影響を受けている様子だった。

 大谷は不振が続いていたが、ブルワーズとの第4戦、初回に9試合ぶりの一発を放つと、第3打席、第4打席でも快音を残し史上11人目となるポストシーズン1試合3発を記録した。12試合ぶりの先発マウンドでも初回に3者連続三振を奪うなど、7回途中まで10奪三振で相手打線を封じ、試合後にはシリーズMVPを獲得。その姿はグラスノーの脳裏にも刻まれたことだろう。

(Full-Count編集部)

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