大谷翔平に指揮官絶句「地球上で最高」 異次元の活躍…高すぎる期待「多くは達成不可能」

試合後、取材に対応するドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後、取材に対応するドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

大谷は1試合3本塁打&10奪三振無失点「たくさんの人に思い出作りを」

【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ(日本時間18日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手」で投打同時出場。投げては7回途中10奪三振2安打無失点、打ってはポストシーズン史上11人目の1試合3本塁打の大暴れでチームを2年連続のワールドシリーズに導いた。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「あれはおそらく、ポストシーズンで史上最高のパフォーマンスだった」と振り返った。

 異次元の活躍だった。初回のマウンドでは先頭に四球を与えたが、続くチューリオから3者連続三振。その裏の第1打席では先頭、左腕キンタナから右翼スタンド上段に飛び込む先頭打者弾。9試合ぶりのポストシーズン3号を放つと、4回2死では1試合2発となる4号ソロを右中間場外へ運んだ。さらに7回1死でもバックスクリーン左へ5号ソロを放った。

 投げても6回まで無失点投球。7回は四球、安打で無死一、二塁としたところで降板した。異次元の活躍にファンもスタンディングオベーションで快投を称えた。

 指揮官は「彼が地球上で最高の選手であるには、理由がある」と呟いた。続けて、「彼のマウンド上と打撃での活躍で、彼はたくさんの人に、たくさんの思い出を作り出している」と語った。さらに「彼に向けられているような期待があると、その多くは達成不可能なものだ」と高すぎる期待に応える大谷に絶句していた。

 試合前時点でポストシーズンは打率1割台と苦戦していた。それでも「今ポストシーズンでの彼の苦戦ぶりがありながらも、精神的な部分や自信を同じままに保っていたのは、本当に感心させられる」と指揮官は一言。復活に安堵していた。

(Full-Count編集部)

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