大谷翔平が超えた伝説の日「上回るとは」 打たれた側なのに…東海岸から“突然の称賛”

ブルワーズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ブルワーズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

2024年9月19日に刻んだ1つ目の伝説

 ドジャースの大谷翔平投手が17日(日本時間18日)にブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズで打者として3本塁打、投手として10奪三振という大活躍を見せた。約1年前にも伝説的な1日がファンの記憶に刻まれているのだが、それを上回るほどのインパクトを残すこととなった。

 大谷は投手として初回に3者連続三振を奪った直後、右翼最上段に先頭打者弾を運ぶと、4回には右翼場外に飛ばす飛距離469フィート(約142.9メートル)の特大弾。7回にもバックスクリーン左に運び、これまでの不振を払拭するような大暴れだった。投手としては6回0/3で100球を投げて2安打無失点。最速100.3マイル(約161.4キロ)で10奪三振、3四球で勝利投手となった。

 この活躍で思い出されるのは、昨年9月19日(同20日)、敵地で前人未到の「50本塁打&50盗塁」を軽々と突破してしまった試合のことだ。3打席連続本塁打を放つなど、6打数6安打、10打点、2盗塁という桁外れの成績を残して51本塁打51盗塁とし、2005年の松井秀喜氏が記録した日本人最多116打点も抜いた。大谷本人も試合後のインタビューで「一生忘れられない日になるんじゃないかなと思います」と振り返っていた。

 今回のポストシーズンでの投打の大爆発で、1年前の活躍を思い出したファンもいたようだ。、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏は17日(同18日)、自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイが史上初となるシーズン50-50を達成したマーリンズ戦で(記録した)6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁を上回る活躍をするとは思わなかった。球界最高の選手だ」と投稿。打たれた側のマーリンズの地元にも関わらず、1年前の快記録を持ち出して大谷の投打での快活躍を称えた。

 打撃と走塁で魅せた2024年9月19日(同20日)と、投打で大暴れだった2025年10月17日(同18日)。わずか2シーズンの間に、メジャーの歴史に2つも伝説の日が刻まれることとなった。

(Full-Count編集部)

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