掘り起こされた「大谷は高校生レベル」 7年前の酷評…吹き荒れる皮肉の嵐「だから言ったよね」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

メジャー1年目の春季キャンプでMLBスカウトが放った「大谷は高校生レベル」

 ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。1試合3本塁打、投げては7回途中無失点の力投でシリーズMVPに輝いた。超人的な活躍を披露した中、メジャー移籍当初に大谷は「高校生レベルの打者」と批判したスカウトの発言が掘り起こされた。

 この日、初回を3者連続三振をマークすると、第1打席で特大弾。さらに4回には右翼場外に飛ばす飛距離469フィート(約142.9メートル)の特大弾。7回にもバックスクリーン左に運んだ。投手としては6回0/3で100球を投げて2安打無失点。最速100.3マイル(約161.4キロ)で10奪三振、3四球で勝利投手となり、MVPに輝いた。

 そんな中、メジャー1年目の2018年、スプリングトレーニングが行われていた3月、米ヤフースポーツのジェフ・パッサン記者が記した記事が再び掘り起こされている。MLBスカウトに取材し、記事では「彼は基本的に高校レベルの打者みたいなものだ」などと酷評され、大きな話題を集めた。実際、キャンプでは13試合で打率.125、0本塁打、1打点、OPS.347に終わっていた。

 しかし、シーズンでは1年目から打率.285、22本塁打、OPS.925をマークし新人王に。パッサン記者は4月早々に「拝啓 ショウヘイ様:ごめんなさい、私が完全に間違えていました」と題した記事を掲載して“謝罪”していた。

 プレーオフで超人的な活躍にSNSでは当時の記事を振り返るコメントも。かつてエンゼルスでチームメートだった元西武のデビッド・マキノン氏は「MLBのスカウトは何度間違えても仕事を続けられる」と皮肉のコメント。ファンも「毎回掘り起こされる」「だから言ったよね」「MLBを高校野球にしたね」とコメントしていた。

(Full-Count編集部)

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