大谷翔平は「前人未踏ではない」発言で紛糾 炎上司会者に対して“完膚なき”反論

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

「感情にとらわれている」発言でヒートアップ

 米放送局「FOXスポーツラジオ」の番組で“炎上司会者”として知られるロブ・パーカー氏が、ドジャースの大谷翔平投手のポストシーズン1試合3本塁打について「感情にとらわれている」と発言。これに共演者のケルビン・ワシントン氏が激しく反論する場面があった。

 議論の発端は、パーカー氏が大谷の記録を「前人未踏ではない」と主張したことから始まった。パーカー氏は「まず今までに1試合3本塁打を打った選手はいる。レジー・ジャクソンはワールドシリーズで3球連続で3本塁打を記録している」と指摘し、「彼がユニコーンなのは分かる。こういう状況で投げ、本塁打を打ったのは彼とベーブ・ルースだけだ。でも皆、(大谷は)誰々以降○○って言う。そんなの当たり前だろ。誰もやったことがないんだから」と述べた。

 これに対してワシントン氏は笑いながら「正しく、だから彼はこんなに印象的なんじゃないか! 君は(ベーブ・ルース)以外に成し遂げた人を言えないのに、印象的じゃないって言っているんだ!」と即座に反論した。

 パーカー氏は続けて「キケ(エンリケ)・ヘルナンデスも(ポストシーズン)1試合3本塁打を記録している。10奪三振? よかったね。でも、強力ブルワーズ(打線)をシャットアウトした訳ではない」と主張。さらに「俺だってあのチーム相手に4回無失点で抑えることができた! 彼らは打てないし、得点も奪えなかった」と激昂した。

 これに対しワシントン氏は「君は1人で叫んでいるね!」と笑いながら応じつつ、絶叫しながら反駁した。「何故、注目に値するか説明しよう。彼はスランプに陥っていたからね! それが続く可能性があった。ダラダラと続けることもできた。でも彼は、その道を選ばなかった。本塁打を放ち、10奪三振をマークしたんだ」と大谷の状況を説明した。

 ワシントン氏はさらに「彼は7億ドル(約1064億円)男だ。大抵の人はこういう(大型)契約を結んでも、期待に応えられる活躍ができない。彼はインクレディブルだ。そして、君が彼とベーブ・ルースしかやったことがないって? だったら、恐らく史上最高の選手じゃないか! もう片方(ベーブ・ルース)が史上最高の選手だったんだから! 感情にとらわれるな!」と熱弁を振るった。

 大谷は歴史的偉業を達成したが、今回のパーカー氏のように噛みつくケースはごく僅か。高いレベルで投打で同時に活躍できる大谷は、ベーブ・ルース以来という事実は、多くの人が認めるところである。

(Full-Count編集部)

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