思い知った大谷翔平の凄まじさ「人間ではない」 傍で見たコーチでさえ理解不能な次元

大谷は「自分のことに専念し、ずっと努力を続けています」
“隣”で見ているからこそ、敬意を払っている。ドジャース・大谷翔平投手は24日(日本時間25日)からワールドシリーズに臨む。クリス・ウッドワード一塁コーチはMLBのインタビューに出演し、大谷について「彼のような選手は誰もいませんでした」と“素顔”を明かしている。
MLBネットワークのラジオ番組「シリウスXM」は22日(同23日)に公式X(旧ツイッター)を更新。ウッドワード一塁コーチのインタビューを公開した。同氏は「もちろん、ショウヘイについてはよく聞かれます。私が感銘を受けるのは、調子が良い時も悪い時も、彼が毎日見せる一貫性です。悪い時というのはあまり見ないけどね(笑)」と語り始めた。
それでもポストシーズンでは、ワイルドカードシリーズ第1戦では2本塁打を放ったが、その後の8試合は打率.121、0本塁打3打点、OPS.438にとどまった。ウッドワード一塁コーチも「でもプレーオフでは、彼は少し苦しんでいました。そして、ご存知の通り、彼がただひたすら努力し続け、働き続ける能力、そして人々への接し方、この男がもたらす人間性、つまり人生そのものに対する姿勢は、私にとって驚くべきことです」と称えた。
ウッドワード一塁コーチは、現役時代、コーチ、そして監督として数々の選手を見てきた。しかし大谷のような選手は「誰もいませんでした。今まで見たことがありません」と断言する。「彼の人々への接し方や、全てを受け入れる姿勢ですね」と話す。
一挙手一投足が追われるスター選手。それでも慢心することなく、大谷は球場内の施設で黙々と練習に励む。「彼は自分のことに専念し、ずっと努力を続けています。ケージで彼を見ているんですよ。彼はグラウンドでバッティング練習はしませんが、私はケージで彼を見て、その全てに対する彼の献身的な姿勢を見ています」とウッドワード一塁コーチも証言する。
その上で「彼がどうやって肉体的に、そして精神的に全てをこなしているのかは分かりません。彼は人間ではありません。でも、品格と誠実さ、そして人が価値を置く全てのものを備えて、それをやってのけます。分かりますか? 見ていて本当に、本当に感銘を受けます」と称賛した。
(Full-Count編集部)