大谷翔平に“一方的”な恨み節 カナダ地元紙「信じていた」…2年経っても拭えぬ屈辱

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

2023年12月に大谷がトロント行きの飛行機に乗ったとの報道も…

 ブルージェイズは1993年以来となるワールドシリーズ進出を決めたが、地元メディアはその相手であるドジャースへの複雑な感情を隠していない。過去2年にわたり、大谷翔平投手、佐々木朗希投手という日本人スターの獲得に動いたが、いずれもドジャースに奪われた経緯がある。

 カナダ紙「トロント・スター」は22日(現地時間)に「ワールドシリーズのストーリーライン:ショウヘイ・オオタニとササキ・ロウキへの(過去の)ラブコールが、ブルージェイズ・ファンにさらなる興奮をもたらす」との見出しでコラムを掲載した。ドジャースの“金満ぶり”を指摘し、「ブルージェイズは、ここ2年連続で彼らの浪費ぶりの犠牲者となってきた」と嘆いている。

 そしていまだに忘れないのが、2023年のオフの大谷を巡る狂騒曲だ。ブルージェイズは大谷の獲得に積極的に動き「かつてジェイズは、自分たちがオオタニのレガシーの一部になると信じていた」「オオタニがチームのグッズでいっぱいのバッグを抱えてジェイズの施設を後にしたとき、すべてが順調に進んでいるように見えた」とかつての期待感を振り返った。さらに、「オオタニがトロント行きの飛行機に乗った」との情報も駆け巡った。しかし実際は違った。

「オオタニはジェイズを(結婚式の)祭壇の前に置き去りにし、ドジャースと契約した」と、直後に10年総額7億ドル(当時1014億円)の契約で西の名門に移ったことをいまだ恨めしく思っている。

 さらに昨オフには、佐々木の獲得のためにボーナスプールをトレードなどで増額し、面談でも最終候補まで残っていたとされる。しかし結果はご存じの通り。同じく“フラれ”てしまい、同紙は「今度は、23歳の右腕・ロウキ・ササキがトロント入りの可能性をちらつかせながら最終的にドジャースに加入した」と嘆いていた。

 ワールドシリーズはブルージェイズにとって“因縁”のドジャース戦。試合前の段階から並々ならぬ感情がたぎっている。

(Full-Count編集部)

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