ド軍、投壊11失点で黒星発進 大谷翔平は意地のWS初アーチも…6回の大量9失点が響く

大谷は7回にワールドシリーズ初本塁打も…投手陣が14安打11失点で大敗した
【MLB】Bジェイズ 11ー4 ドジャース(日本時間25日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第1戦に「1番・指名打者」で先発出場し、7回にワールドシリーズ初本塁打を放った。チームは14被安打11失点で大敗。世界一連覇へ黒星発進となった。
大谷の意地の一発は2-11で迎えた7回1死一塁だった。右腕フィッシャーの低めカーブをすくい上げた。右翼席へ大きな弧を描いたアーチはポストシーズン6号2ラン。日本選手がワールドシリーズで本塁打を放つのは、2009年松井秀喜(ヤンキース)以来16年ぶり2人目だ。また、PS通算9本塁打は日本人最多10本の松井秀喜に1本差に迫った。
ポストシーズン6発は1978年デイビー・ロープスを抜き去って球団歴代2位に。打球速度103.7マイル(約166.9キロ)、飛距離357フィート(約108.8メートル)、角度41度だった。
序盤は193センチの新人右腕イェサベージの高低を使った投球に苦しんだ。初回先頭は外角低めに沈む球に空振り三振。2回2死満塁では低めのスライダーに一ゴロに打ち取られた。5回先頭では変則左腕フルハーチにタイミングが合わず、見逃し三振。第4打席で放った一撃は第2戦以降につながるはずだ。
チームは2回、エンリケ・ヘルナンデスの中前適時打で先制。3回にはスミスの右前適時打で2点目を奪った。しかし、先発のスネルが守れなかった。4回無死一塁からバーショの中越え1号2ランで同点に追いつかれると、6回には無死満塁のピンチを招いて降板。2番手以降のシーハン、バンダも止められず、この回は打者12人の猛攻で2被弾を含む6安打9失点した。
ポストシーズン前から不安視されたリリーフ陣が崩れて大敗スタートとなった。25日(同26日)の第2戦は山本由伸投手が先発する。
(Full-Count編集部)