大谷翔平は「打席時点で得点圏」 元エ軍指揮官が語る凄み…ボンズに並ぶ“圧倒的存在”

マドン元監督「ボンズと対戦したときと何ら違いはありません」
【MLB】ドジャース 6ー5 Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地・ブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦で驚異の9打席連続出塁を果たした。これにはエンゼルス時代に大谷の指揮をとったジョー・マドン氏も「彼は打席にいる時からすでに得点圏にいるんです」と語った。
マドン監督はカブス時代の2016年に世界一に輝き、2020年からエンゼルスを指揮。2021年に大谷は“リアル二刀流”を解禁するなど、打っては46本塁打、100打点、投げては9勝(2敗)で満票でア・リーグMVPに輝いた。
この日、大谷は4打席連続で長打を放つと、5打席目以降は勝負されなかった。4打席連続敬遠で5打席目もストレートの四球だった。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に出演したマドン氏は「私はこの対策はなんとなく理解できます」と語った。
続けて「我々が2002年バリー・ボンズと対戦したときと何ら違いはありません。あの球場であれだけ集中できている選手の打席が回ってきたら……。彼は7打席連続で(相手チームに)ダメージを与えたんですよね?」と問いかけた。
「試合が始まると彼は打ち続けた。それで彼らは『ここまでだ。もう彼と勝負しなくていいのなら、勝負しない』と言ったのでしょう。彼は得点圏にいた(のと同じこと)。なので、私はあの場面で彼を歩かせても問題ないと思います」とマドン氏。敵軍の対策に理解を示していた。
(Full-Count編集部)