大谷翔平との最強論争に「異論の余地なし」 元“ジャッジ派”のNY記者も称賛の嵐

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ポストシーズンで見せた歴史的な2試合

 最大のライバルの地元記者からも別格扱いを受けている。ドジャースの大谷翔平投手がポストシーズンで歴史的な活躍を続けていることに、米地方紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が口を極めて大絶賛した。

 ヘイマン記者はアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の地元紙で執筆しており、2022年にア・リーグMVPが大谷かジャッジか議論になった際にはジャッジを推し続けた人物だ。同紙の公式X(旧ツイッター)が公開した動画では、大谷が27日(日本時間28日)のワールドシリーズ第3戦で2本塁打を含む9打席連続というポストシーズン新記録を打ち立てたことに言及した。

「想像してください。そしてこれは驚異的です。9回打席に立って、すべて出塁。長打4本に5四球。その上それは最近のホーム2試合の出来としては、悪い方。ですが、それがショウヘイ・オオタニのケースです」と、ヘイマン氏は熱弁を振るった。

 さらに17日(同18日)のブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズで打者として3本塁打、投手として10奪三振を記録した歴史的な試合にも触れた。「あれはもしかすると球史において最もすばらしい試合だったかもしれません。私は現地で目撃しました。現実のものとは思えなかった。3打数3本塁打、1四球、そして6回を投げて無失点、10奪三振。今後あれを上回る出来は、出てこない。レギュラーシーズンであれ、ポストシーズンであれ、です」と褒めちぎった。

 大谷はわずか数日後の27日(同28日)、1試合でOPS4.412という驚異的な数字を記録した。同試合でブルージェイズが大谷に4打席連続敬遠と勝負を避けたことに、ヘイマン記者は「彼を歩かせたことを責めることはできない。それが試合を長引かせた。9回以降のあの4、5度、オオタニと勝負していたら試合は終わっていたでしょう。私は確信しています。なぜなら大谷は完璧だからです」と断言した。

 続けて「これまで完璧な上に、驚くほどすばらしい。彼がこの時代、またはどの時代であれ最高の選手でないという人がいたら、私はその人は頭がおかしいと思います」と、大谷が史上最高の選手であることに異論の余地はないと主張。「まあ、ベーブ・ルース、その時代にさかのぼることになりますよね。それは比較になるかもしれませんし、それだけが唯一の比較対象ですが、それ以外彼に近づく存在は誰もいません。とにかく、すごい」と述べた。

(Full-Count編集部)

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