大谷翔平、4年ぶりの選手会MVPならず 60HRローリーが選出…二刀流復帰1年目は55HR&62K

最終候補にはジャッジ&ローリーが入っていた
メジャーリーグ選手会(MLBPA)は29日、選手間投票で選ぶ「プレーヤー・チョイス・アワード」の受賞選手を発表した。ドジャース・大谷翔平投手は両リーグの年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の最終候補入りしていたが、60本塁打を放ったマリナーズのカル・ローリー捕手が選出された。
大谷は今季リーグ2位の55本塁打を放ち、打率.282、102打点。20盗塁、OPS1.014と好成績を残した。2年ぶり復帰となった投手では14試合登板で1勝1敗、防御率2.87。47回を投げて62奪三振、WHIP1.04をマークした。
選手会MVPの最終候補にはメジャー1位の打率.331を記録したアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、ジャッジを上回る60本塁打&125打点のローリー捕手が入っていた。また、大谷はナ最優秀野手にも最終候補入りしていたが、2冠のカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)が選ばれた。
大谷はエンゼルス時代の2021に両リーグの年間最優秀選手とア最優秀野手をW受賞。2023年にア最優秀野手、54本塁打&59盗塁をマークした昨年はナ最優秀野手に選出されている。2021年以来4年ぶりの受賞に期待がかかったが、来期以降にお預けとなった。
ローリーは今季歴史的な打棒を披露した。8月末に早くも捕手のシーズン記録を更新する49号を放つと、9月15日(同16日)の敵地ロイヤルズ戦で55・56号としてミッキー・マントルの両打ち選手の記録を塗り替えた。さらに22日(同23日)には57号を放ち、ケン・グリフィーJr.の球団記録を更新。最終的に史上7人目の60本塁打まで数字を伸ばした。
(Full-Count編集部)