2HR&9出塁でも…大谷翔平が逃した“MVP” 支持を得た影の功労者「間違いなく救世主」

クラインが49.9%を得て1位に
とんでもない活躍でも選ばれたのは若き救世主だった。27日(日本時間28日)のワールドシリーズ第3戦。ドジャースはブルージェイズとの延長18回に死闘を制した。試合後、地元メディア「ドジャース・ネーション」はファンにMVP投票を募った。
MVPの候補は大谷翔平投手、ウィル・クライン投手、フレディ・フリーマン内野手の3人だった。大谷はこの日、WS初のマルチ本塁打を放つなど、4打数4安打3打点。4敬遠を含む5四球で全9打席連続出塁をマークした。
9出塁はポストシーズン新記録。4長打は1906年フランク・イズベル以来シリーズ史上2人目で、1試合で2本塁打&2二塁打&2四球はポストシーズン史上初だ。4敬遠はポストシーズン史上初だ。また、フリーマンは延長18回にサヨナラ本塁打を放ち試合を決めた。
ただ、そんな2人を差し置いて“MVP”に輝いたのはクラインだった。クラインはこの日、ドジャースの救援にとって“最後の砦”だった。延長15回から登板し、4回を被安打1、5奪三振、無失点。超ロングリリーフをこなし、チームに勝利をもたらした。
成績だけで見れば大谷が圧倒的かもしれないが、最後の力投を見てクラインに投票するファンも。クラインが49.9%、大谷が41.5%の支持だった。これにはファンも「大谷さんが得票数50~60%かと思ってたら、クラインが50%近く取ってるのが凄い」「でも、今日のクラインの魂のこもった投球は間違いなく救世主だったので、納得の得票数です」「全員MVPだけど大谷がいなかったら延長になることなく負けてたからここは大谷で」「これより迷うPOGないだろ マジで全員」と言ったコメントが寄せられた。
(Full-Count編集部)