vs大谷は「特別な準備が必要だ」 Bジェイズ監督が語る畏敬の念「本当に唯一無二」

前夜は大谷敬遠後に3失点も「後悔はしていない」
【MLB】Bジェイズ ー ドジャース(日本時間2日・トロント)
ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は1日(日本時間2日)、ドジャースとのワールドシリーズ第7戦前に報道陣の取材に応じた。相手先発のドジャース・大谷投手について、「特別な準備が必要だ。うちの投手陣は打者・オオタニの準備をし、打者陣は投手・オオタニの準備をする。両方やる選手だから特異だ」と語った。
前回対戦した第4戦では大谷から6安打で4点を奪った。「うちの選手たちは1つのことに集中するのが得意だ。打者は投手としての彼と戦い、投手は打者としての彼と戦う。そういうシンプルな姿勢で臨む。それでも、彼がやっていることは本当に唯一無二だ」と語った。
第6戦では3回、打者・大谷を申告敬遠した後にスミスの左翼線適時二塁打、ベッツの左前2点打につながった。「オオタニと勝負しても良かったと思うか?」と問われた指揮官は「難しい質問だ。あの場面で勝負してホームランを打たれていたら、『なぜ空いている塁があるのに投げたんだ』と言われていただろう。シリーズ前から『彼からバットを奪えるチャンスがあればそうする』と決めていた。決断に自信を持って臨んだので、後悔はしていない。もちろん後ろにも強打者が並んでいますが、あの瞬間は最善を尽くしたと思っている」と語った。
運命の第7戦は3度のサイ・ヤング賞を誇るマックス・シャーザーに先発マウンドを託す。「このシリーズが始まる前に『第3戦で行く』と伝えたら、すぐに『じゃあ3戦と7戦だな』と言ったんだ。つまり最初から今日の準備もしていた。昨夜試合後にすれ違ったとき、『今すぐにでも相手を倒してやる』という顔つきだった。それくらいの闘志だからこそ、こういう舞台で託せる」と自信を込めた。
(Full-Count編集部)