大谷翔平ほど「背負う選手いない」 ド軍指揮官が労った“役割”…活躍は「本当に特別」

絶対に負けられない一戦を託された二刀流
【MLB】ドジャース 5ー4 Bジェイズ(日本時間2日・トロント)
ドジャースは1日(日本時間2日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦を制し、今世紀初のシリーズ連覇を達成。同試合で投打二刀流出場した大谷翔平投手に対し、デーブ・ロバーツ監督は試合後の会見で、重圧の中でプレーを続けてきた活躍をねぎらった。
大谷は10月28日(同29日)の第4戦で、ワールドシリーズ史上初の投打二刀流で出場。7回途中まで93球を投げるも4失点で敗戦投手となった。中3日で負けられない一戦の先発を託されたが本調子ではなく3回途中3失点で降板。ビシェットに先制3ランを打たれた場面では、マウンド上でがっくりと肩を落とし、両膝に手をつくなどショックを隠しきれない様子だった。それでもバットでは5打数2安打で、最後までチームを引っ張り続けた。
ロバーツ監督は「期待度で言えば、ショウヘイほど重圧を背負っている選手は他にいない」と、その重圧を慮った。大谷について「おそらく球界の顔、世界で見た場合、間違いない。彼はナ・リーグMVPを獲得する」と語り、その存在の大きさを強調。「彼が成し遂げたことは本当にスペシャル。素晴らしい人であり、素晴らしい闘争心の持ち主だ」と1年間の活躍をねぎらった。
大谷は今ポストシーズンで投手として4試合で2勝1敗、防御率4.43、28奪三振。打者として打率.265、8本塁打14打点、OPS1.096を記録。17日(同18日)のリーグ優勝決定シリーズでは3本塁打と10奪三振を同時達成。27日(同28日)のワールドシリーズ第3戦では2本塁打を含む9出塁と、ポストシーズンの記録を数々と塗り替える伝説的な活躍を見せた。
(Full-Count編集部)