大谷翔平「難しいこと」 WS3連覇への思いを吐露「チャレンジする」…13分間電話会見

ドジャース・大谷翔平【写真:MLB Networkより】
ドジャース・大谷翔平【写真:MLB Networkより】

電話会見で喜びを語る「満票で評価してもらったのは特別なこと」

 ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出するリーグ最優秀選手(MVP)に選出された。エンゼルス時代の2023年から3年連続4度目の受賞。受賞後に行われた電話会見に参加した。13分間の一問一答は以下の通り。

――4度目のMVP受賞はバリー・ボンズ以来2人目。まだ若い中で達成した。
「もちろん光栄なことですし、満票で評価してもらったのは、僕としてはすごく特別なことなので。投票してもらった記者の方に感謝したいと思います」

――ボンズが7度受賞している。
「シーズンのMVPはチームとしてやってきた結果というか、その先にあるものなので。結果的に自分がそれだけいいシーズンを送れればチームは勝てるということですし、その先にいい成績が収まっているということでMVPをもらえるという考え方なので。最初からMVPを目標にすることはないですけど、怪我なく1年間しっかり自分の仕事をやった先に何度も受賞できればいいかなと思います」

――来年は二刀流完全復活の年になる。
「来年はもちろん頭からいくつもりでいます。来年のメンバー、いる人、いない人はいますけど、その中で先発投手として1年間回れるのが目標ではあるので。1年間まず仕事をすることが大事なのかなと思っています」

――3連覇がかかったシーズンになる。自信は。
「難しいことだなと十分に理解しています。それはみんな理解していることですけど、勝った今だからしっかりまた目標を立てていくことがそっちの方がチームとしては大事だと思うので。難しいことですけど、そこにチャレンジしていくのが、今のドジャースとしての意思かなと思います」

――父親になった。生活リズムが変わった。
「シーズン中に生活リズムというのは当然変わるとは思いますけど、家族のサポートもあって、極力、グラウンドに集中できる環境もありましたし、その中で生活していく感じであったので。そこは本当に周りのサポートに感謝しています」

「他の野球以外の仕事が入ったりとか。家でウエートをしたりとか」

――WBCについては。
「WBCに関してはまだ。球団を通してというか、個人間ではやり取りができないので。球団から、球団がどうなのか連絡を待っている。みんなそういう段階じゃないかなと思うので。まだこれから先に決まっていくことなのかなと思っています」

――通常の先発ローテーションで回るつもりか。
「1試合で考えたら、6イニング7イニングというよりは100球、100球を基準にみんな登板のスケジュールを組んでやると思うので。登板間隔についてはメンバーがどの程度いるかによりますし、どの程度メンバーの入れ替えがあるかにもよると思うので。一番目指すべきはポストシーズンでみんなが健康な状態でポストシーズンで回ることだと思うので。そこを考えるのは僕ではなくてチームの編成だったり、現場を仕切っている監督だったりとか、投手コーチが一番メインになってくるのかなと思っています」

――オフはどう過ごしているか。
「撮影や他の野球以外の仕事が入ったりとか。特に家で、たまに球場に行ったりもしますけど、家でウエートをしたりとか。特にはそういう感じで、シーズンみたいにガツガツはやっていないですけど。今年は去年みたいに手術はないので。普段よりは普通のオフシーズンというか、ゆったりとしたオフシーズンを過ごせているなと思っています」

――個人の次の目標は。
「具体的な数字は1年間健康で回れた先にどれくらいの数字が残ったのかなという。目標というより楽しみみたいな感覚が強いので。1年間フルで回ってみないことには分からない。ここ数年、特に打席ではそれができているので。当たり前というか出続けるのは大事なことですけど、そういうことをしっかりやれば、自ずとそういう数字が出てくると思うので。それを目標にするというよりは楽しみにしたいなと思っています」

(Full-Count編集部)

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