大谷翔平が踏み入れた“ボンズの領域” 3年連続で見えてきた背中…塗り替え続けるMLB史

満票で3年連続4度目のMVP受賞
2025年の最優秀選手(MVP)が13日(日本時間14日)に発表され、ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手が満票で3年連続4度目となる受賞を果たした。数々の受賞記録ラッシュであることをMLB公式サイトのサラ・ラングス記者が伝えている。
ドジャース2年目の今季は打者としては打率.282、55本塁打、102打点、OPS1.014をマーク。投手復帰も果たし、14試合で1勝1敗、防御率は2.87だった。エンゼルス時代の2021年に初のMVPに輝き、これで2023年から3年連続での受賞。昨年の時点でマイク・トラウト、アレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルスらと並んでいたが、今回の受賞で歴代単独2位となった。
ラングス記者によると、大谷の3年連続MVPは2001年から2004年にかけて4年連続で獲得したバリー・ボンズに次ぐ記録。さらに「満票でMVPを複数回受賞したのはショウヘイ・オオタニが初めて……彼はそれを4回やっている」と偉業を強調した。また、1つの球団で最初の2年間に連続受賞したのは、1960年と1961年のロジャー・マリス以来だという。
同日にはエドガー・マルティネス賞、ハンク・アーロン賞、両リーグのベストナインに相当する「オールMLB」指名打者部門のファーストチームに選ばれるなど、受賞ラッシュとなった大谷。MVPではボンズが持つ7度の最多記録への到達も見えてきた。
(Full-Count編集部)