青学大、史上6校目の神宮大会連覇 中日ドラ1中西が9回17K完封…監督は涙

連覇を果たした青学大【写真:加治屋友輝】
連覇を果たした青学大【写真:加治屋友輝】

立命大を下す…大会連覇は2007年、2008年の東洋大以来

 第56回明治神宮野球大会は19日、神宮球場で大学生の部決勝が行われ、青学大が立命大に勝利。2年連続2度目の優勝を決めた。大会連覇は2007年、2008年の東洋大以来、史上6校目の快挙だった。

 決勝のマウンドには、中日からドラフト1位指名を受けた中西聖輝(まさき)投手(4年)が上がった。佛教大との2回戦で完投勝利を挙げている右腕はこの日も快調。立命大打線を7回2死までノーヒットに封じ込んだ。

 打線は立命大・遠藤を前に5回まで散発2安打と抑え込まれたが、6回1死二、三塁で4番・渡部海(3年)捕手の先制3ランが飛び出し、均衡を破った。7回にはプロ注目の左腕・有馬から追加点を挙げるなど、終盤に強さを見せた。

 初安打を浴びた直後も中西は本塁を踏ませない快投。8回までに14個の三振を奪うと、最終9回もマウンドに。3者連続三振で試合を締めた。最終的に9回127球を投げ、2安打1死球17奪三振。ドラフト1位の実力を示した。

 青学大は2年連続で春秋の東都大学野球1部リーグを制しており、今大会を合わせ“大学3冠”を達成した。試合後、安藤寧則監督の目には涙が光った。試合後のインタビューでは「春の選手権の悔しさをもとに本当にここまでやりきってくれて学生たちに感謝です」と言葉を詰まらせながら語った。

 対する立命大は、2回戦で明大を7-2で破るなど快進撃を見せたが、初優勝にはあと一歩届かなかった。

(Full-Count編集部)

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