急に飛び込んできた“最後の1枠”に騒然 九州で突然の浮上…夏王者の「復活あるかも」

九州国際大付の優勝で九州地区が明治大会枠「+1」に
第56回明治神宮野球大会は19日、神宮球場で高校の部決勝が行われ、九州国際大付(福岡)が神戸国際大付(兵庫)を11-1で破って優勝。これで九州地区は来春の選抜高校野球大会の神宮大会枠を獲得。最後の「1枠」の候補に意外な強豪校が浮上することとなった。
九州地区の一般選考枠は「4」で、秋季九州大会で4強入りした九州国際大付(福岡1位)、長崎日大(長崎1位)、神村学園(鹿児島1位)、熊本工(熊本1位)が出場濃厚とみられている。しかし、神宮大会の1枠が増えたことで、8強で敗れた4校にチャンスが浮上した。
準々決勝で敗れたのは、小林西(宮崎1位)、日本ウェルネス(沖縄2位)、長崎西(長崎2位)と、もう1校は夏の甲子園を制した沖縄尚学(沖縄1位)だ。選考には地区大会の成績だけでなく、地域性なども考慮される。
沖縄尚学は準々決勝で神村学園に1-4で敗れたものの、沖縄大会を制しており、他に同県勢の出場が見込まれないことから、同じ条件の小林西とともに有力候補とみられている。ただ、21世紀枠にも推薦されている長崎西も可能性はある。
沖縄尚学は夏の甲子園で、左の末吉良丞投手(2年)と右の新垣有絃投手(2年)の力投で、夏では初の頂点に駆け上がった。秋季大会の神村学園戦では新垣が4失点を喫して敗れたものの、夏優勝の実力はあるだけに、選抜に選ばれれば夏春連覇に注目が集まる。
残り「1枠」を巡る選考の行方はファンの間でも話題に。SNSでは「沖縄尚学あるか?」「あるなこれ」「沖縄尚学にチャンスができた」「小林西か沖縄尚学だと思う」「復活あるかも」「来年の選抜も沖縄尚学みたい」「マジで神宮枠沖縄尚学なら大会としてのレベル上がる」「末吉くんと新垣くんのダブルエースはやっぱりロマンがある」などの期待が高まっている。一方で「地元の小林西推したいけど……」「ぜひ小林西に!」「沖縄尚学より小林西が見たいです」との声もあり、選考の行方が注目される。出場校の発表は来年1月30日。
(Full-Count編集部)