大谷翔平がまだ届かぬ「144.8」 場外弾でも超えられず…君臨する“怪力男”「マンモス級」

リーグ優勝決定シリーズで469フィート(約142.9メートル)の本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
リーグ優勝決定シリーズで469フィート(約142.9メートル)の本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

今季も特大弾を連発した大谷

 ドジャース・大谷翔平投手は、今季も球界屈指のパワーから生まれる特大のアーチで、ファンを熱狂させた。MLB公式サイトでは、ドジャースタジアムでの歴代飛距離トップ5を特集。大谷が徐々に、ランキングを埋めようとしている。

 大谷は10月17日(日本時間18日)のブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で、投手として出場しながら、1試合3本塁打をマーク。その2本目が右中間場外に消える一発で、飛距離は469フィート(約143メートル)を記録。2015年から導入されているスタットキャストによると、球場歴代3位の飛距離となった。

 MLB公式サイトのソニア・チェン記者は、記事の中で「オオタニはこの試合2発目の特大弾を、右翼パビリオンの屋根を越えて場外へ叩き込んだ。しかもこれは、その夜の“大谷らしい”二刀流パフォーマンスの一部にすぎない。彼は(この日)3発を放っただけでなく、マウンドで6回無失点、10三振を奪ったのだ」と言及した。

 アンドリュー・フリードマン編成本部長はこの一発について「ただただ呆然としました。目を見開き、口をあんぐり開けて、ただただ畏敬の念、衝撃を感じていました」と語ったことも伝えている。

 ランキングトップ5では、大谷が2024年に放った2本もランクインしており、これで3/5が大谷に。1位は2015年5月12日(同13日)にジャンカルロ・スタントン外野手(当時マーリンズ)が放った475フィート(約144.8メートル)。チェン記者は「スタントンの(打球)速度は時速114マイル(約183.5キロ)で、レフトの外野席を超えていった。マンモス級の打球が球場を超えていく様子を見た左翼手のスコット・バンスライクは全く動かなかった」と伝えた。

 大谷がメジャーで放った最長飛距離は、2023年6月30日(同7月1日)にエンゼルスタジアムで放った493フィート(約150.3メートル)の一発。本拠地ドジャースタジアムで大谷が“1位”に君臨するのはいつになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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