大谷翔平がもたらす爆益 ファンにも及ぶ“臨時収入”…1550万円でも「安すぎる」一品

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

55号でシーズン終了は史上初…最終戦で自己&球団記録更新

 ドジャース大谷翔平投手が今季最終戦で放った、自己&球団記録を更新した55号のホームランボールが米競売サイトに出品された。推定落札価格は10万ドル(約1550万円)とされたが、「安いのか高いのかもうわからん」「宝くじを買うより球場で大谷の記念ホームランボールを獲る方が確率はよさげ」とファンも“困惑”している。

 一振りで“爆益”を生みそうだ。出品されたのはが米競売サイト「ヘリテージ・オークションズ」。紹介文では「この本塁打は単なる1本ではない。大谷にとっても自己最多記録となり、前年の54本を上回るものだった」「『55』という数字には特筆すべき珍しさがある。過去に54本を超えたシーズンは24例あるが、『55本』という数字で終えたのはメジャー史上オオタニただ一人である」などと言及されている。

 55号が生まれたのは、9月28日(日本時間29日)の敵地マリナーズ戦。大谷は7回に迎えた第4打席。左腕スパイアーが3球目のインハイに投じた95.1マイル(約153キロ)のフォーシームを捉えた。飛距離412フィート(約125.6メートル)、打球速度109.5マイル(約176キロ)の一打をバックスクリーンに叩き込んだ。

 記念すべき1球をゲットしたのは、シアトル在住の36歳、トーリー・ジェリネックさん。ダイビングキャッチしたため頭や左膝が流血する事態となったことを当時の取材で明かしており、ボールについても「子どもや家族のためになるのであれば売ると思います」と話していた。

 ホームランボールの競売は2万5000ドル(約388万円)からスタートし、12月20日(同21日)に締め切られる予定。「ヘリテージ・オークションズ」によると、推定落札価格10万ドルとされた。もっとも、ファンからは「記録の重みがそのまま価値になっていくの、まさにレジェンドの証」「まさに歩く経済効果」「安く感じるようになってしまった」「ホームラン打ちすぎて、だいぶ安くなってきた気がするな」「1550万円なら安いと思います」との声も。

 大谷の本塁打球はたびたびオークションにかけられるが、昨年に史上初となる「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した50号記念球がオークション会社「Goldin」によると、手数料込みで439万2000ドル(約6億6727万円=落札時のレート)となり、記念球の歴代最高額を更新したことが話題に。そう考えると10万ドルでも“安い”との意見も分からなくはないか。

(Full-Count編集部)

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