大谷翔平の歩みに米識者が皮肉「最初からドジャース」 “不可抗力”も報われた我慢

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平はドジャース移籍後、2連続で世界一に貢献

 今季、二刀流として復活を果たすなど、ドジャースのワールドシリーズ連覇に大きく貢献した大谷翔平投手。リーグ2位の55本塁打を放つなど、ドジャースでの2年間で109本塁打を放ち、MLB屈指の打者に成長した。米識者は「ナ・リーグにDH制さえあれば、最初からドジャースを選んでいたでしょう」と、大谷がMLBに活躍の場を移した2018年にはなかったルールに触れつつ、エンゼルス退団後のドジャース移籍に関する皮肉を口にした。

 米ポッドキャスト「ドジャース・テリトリー」は、感謝祭シーズンにちなんだ特別番組を放送。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の元レポーターで司会を務めたアラーナ・リゾさんは「私はMr.ショウヘイ・オオタニに感謝します。エンゼルスからドジャースに来てくれたことにも感謝します」と語り、ドジャースでの活躍を称えた。

 続けて「彼が米国にわたった当時、ナ・リーグにDH制さえあれば、最初からドジャースをおそらく選んでいたでしょうが」と、2022年からナ・リーグでも導入されたDH制がもっと早く採用されていれば、大谷は、エンゼルス入団とは違った決断をしたかもしれないと述べた。DH制を導入していたア・リーグ球団の恩恵もあってか、エンゼルスが2017年オフに大谷争奪戦を制したわけだが、それから6年後ついにドジャースは念願の偉才を獲得することになった。

「ショウへイはドジャースに入って2年、そしてドジャースは2度優勝」と、ドジャースが手にした栄光が大谷の活躍とつながっていることを示し、「これまで見てきた中で最高の選手か?」と問われると、「もちろんそうです。ショウヘイ……ありがとう」と改めて感謝を届けた。ドジャースの選手として2年連続MVPに輝き、最高の選手としての価値を示し続ける大谷。フィールドではチームを勝利に導き、フィールド外ではドジャースと日本企業との提携に大きく貢献するその存在感は、大谷を獲得したからこその恩恵と言えるだろう。

(Full-Count編集部)

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