圧倒的ハンデなのに…大谷翔平の揺るがぬ“最強の座” 1189億円ソト、ジャッジも置き去り

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ESPNのファンタジー・ベースボール・ランキングでも1位

 米野球老舗メディア「ベースボール・アメリカ」は15日(日本時間16日)、ファンタジー・ベースボールの2026年ポジション別ランキング、外野&ユーティリティ部門を発表。ドジャース・大谷翔平投手が堂々の1位に選ばれた。

 ファンタジー・ベースボールとは、実在する選手を各チームのオーナー(プレーヤー)がドラフトし、打率や防御率などのポイントを各週で競い合うゲーム。自身が獲得した選手が、実際の試合で残した結果が反映される。米国では文化として浸透しており、高い人気を誇っている。今回対象となったのは、長期保有できるダイナスティ・リーグだ。

 同メディアは「4度のMVPに輝き、野球史上最も才能ある選手の一人であるショウヘイ・オオタニが、来シーズンに向けて獲得可能な外野手およびユーティリティ選手のトップ130ランキングの首位を飾ります」と紹介した。ランキングの選定においては、現在の価値や来季の予測成績だけでなく、3年スパンにわたる多用な項目があるという。

 大谷に次ぐ2位には、昨オフにスポーツ史上最高額の15年7億6500万ドル(約1189億円)契約を結んだフアン・ソト外野手(メッツ)がランクイン。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は5位、2023年MVPのロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)は8位、今オフのFA市場で最注目選手のカイル・タッカー外野手は9位に入った。

 寸評では、大谷の“特異性”を絶賛。「彼について言うべきことは何もない。彼のプレーに弱点など見当たらないからだ。強いて言えば、(野手としては)UT枠(DH枠)であることくらいか」とした。UT枠の選手はDHでしかスタメン起用することができない為、汎用性に欠けることから評価が落ちる傾向にある。しかし、走攻において高い能力を誇る大谷はその“弱点”を十二分にカバーできると評価された。

 そして「おっと待った、彼は投手でもあった。『Stuff+(球質指標)』で119を叩き出し、通算の奪三振割合31%を誇る、あのポジションのことだ。もしあなたのダイナスティ・チームにオオタニがいるなら、ただただ運命に感謝して、彼との最高の旅路を楽しむだけでいい」と綴っている。

 ちなみに、米放送局「ESPN」のファンタジー・ベースボール・ランキングでも、大谷が1位に君臨。2位ジャッジ、3位ソトと続いている。

(Full-Count編集部)

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