大谷の元同僚が“11億円減”で再出発 ド軍で不振も…復活を確信させる最強の根拠

ドジャース退団のイエーツがエンゼルスに入団
ドジャースからFAとなっていたカービー・イエーツ投手が、同じロサンゼルスを本拠地とするエンゼルスと1年契約で合意した。30日(日本時間31日)に米メディアが一斉に報じた。2025年は1年1200万ドル(約18億7700万円)の契約を結びながら低迷。新天地での復活劇に、地元ファンから期待が高まっている。
パドレス時代の2019年には最多セーブに輝き、2024年もレンジャーズで33セーブを挙げたイエーツ。守護神候補として期待を背負いドジャースへ加入したが、蓋を開けてみれば50登板ながら防御率5.23と苦戦。米データサイト「ベースボール・リファレンス」による貢献度を示す指標「WAR」はマイナス0.5。19億円近い契約に見合う数字を残せず、悔しさの残る1年となっていた。
しかし、エンゼルス専門サイト「AngelsWin.com」のライアン・ファラ記者は、エンゼルス入団で復活の根拠を見出している。鍵を握るのは、2026年からエンゼルスの投手コーチを務めるマイク・マダックス氏の存在だ。
イエーツはレンジャーズ時代の2024年、61回2/3を投げて防御率1.17、85奪三振という圧倒的な数字をマーク。オールスター選出に加え、サイ・ヤング賞投票でも8位に食い込むなどの輝きを放った。ファラ記者は自身のX(旧ツイッター)で「その年にプレーしたチームは? レンジャーズのマイク・マダックス投手コーチの元だった。そして2026年のエンゼルス投手コーチは? マイク・マダックスだ」と指摘。かつての名伯楽との再会が、最大の好材料になると強調した。
1年500万ドル(約7億8200万円)での補強に、SNS上のファンも即座に反応。「いい補強だね」「ローリスク、ハイリターンだ」「わくわく」と再生を信じる声が相次ぐ。マダックス氏は過去に、元広島のコルビー・ルイス氏ら多くの投手を再生・育成した実績を持つだけに、エンゼルス救援陣の救世主となる可能性は十分だ。
ドジャースでの悪夢を振り払い、再びメジャーを震撼させる剛球を取り戻せるか。38歳で迎える新シーズン、ベテラン右腕の逆襲が始まる。
(Full-Count編集部)