ド軍去った94億円男らにも渡るリング カーショーに怒られた野手も…世界一の功労者たち

チームを途中で去っても世界一に貢献した男たち
2025年のワールドシリーズを制し、頂点に立ったドジャース。大谷翔平投手や山本由伸投手らスター軍団の熱狂に沸いた一方で、激動のシーズンを共に戦い、現在はチームを離れた「元同僚」たちにも、栄光の証であるチャンピオンリングが贈られる。地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏は、リングを受け取る権利を持つ“忘れ去られた選手たち”を独自に選出。かつての主力から、わずか1試合の出場に終わった選手まで、その意外な顔ぶれが見える。
マッケイン氏がまず「特別賞」として名前を挙げたのは、クリス・テイラー外野手だ。2021年オフに4年6000万ドル(約94億万円)の大型契約を結び、長年チームのユーティリティとして貢献してきた。昨季5月に退団となったが、マッケイン氏は「彼はロサンゼルスコミュニティの一員であり続け、ロサンゼルス地域で多くの素晴らしい慈善活動を行っています」と、その人間性と貢献度を高く評価した。
続いて、昨季途中にツインズへ移籍したジェームズ・アウトマン外野手の名が挙がった。打球処理でクレイトン・カーショーに怒られる場面もあったが、マッケイン氏は新天地への移籍を「出場機会をコンスタントに得られるかを試すには良い状況」とエールを送る。さらに、トレード要員となった捕手のハンター・フェドゥーシア捕手や、2度目の在籍となったJP・ファイアライゼン投手も、短期間ながら世界一のメンバーとしてその名を刻むことになった。
さらに昨季途中に加入するも6試合の登板に終わったアレクシス・ディアス投手については、意外な事実にも言及。アンドリュー・フリードマン編成本部長はウインターミーティングに期間中に「彼は(兄の)エドウィン・ディアスの勧誘にも貢献した」と語っていたという。プレーでは存在感を示せなかったが、チームの補強戦略の裏で大きな役割を果たしていたようだ。
マッケイン氏が作成した「リングを受け取る忘れ去られたドジャースランキング」では、ジュリアン・フェルナンデス投手、3度目の在籍となったアンドリュー・ヒーニー投手、かつての“ドジャースキラー”であるエディ・ロサリオ外野手らがランクイン。そして2位には、エンゼルスから獲得後にわずか1試合の出場に終わったチャッキー・ロビンソン捕手が入り、1位には昨季3球団を渡り歩いた苦労人のバディ・ケネディ内野手が選ばれた。
162試合の長丁場を戦い抜き、頂点へたどり着くまでの過程には、表舞台から去った彼らの確かな足跡がある。スター選手の影に隠れがちだが、1試合の出場であっても世界一の一部として、その貢献はリングの輝きと共に記録されることになる。
(Full-Count編集部)