大谷翔平を「見たい」も…ネトフリへの“ハードル” 日本文化の馴染み薄、米紙も疑問

ネットフリックスの有料放送も「怒りの原因は価格ではない」
3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、ネットフリックスが日本国内での独占放映権を取得したことで、視聴環境が大きく変化する。2023年大会決勝で大谷翔平がマイク・トラウトを空振り三振に仕留めた瞬間は大会の象徴的なシーンと言っても過言ではなく、次回大会では同じような「共有された体験」が有料配信の中で再現されるかが注目されている。
米紙「ニューヨーク・ポスト」は12日(日本時間13日)に「ネットフリックスが主導権を握るWBCに対して日本は乗り気ではない」との見出しで報じた。同紙は「日本において、3年前のこの一連のシーンは、単なる象徴的な“ベースボールモーメント”以上のものだった」「かけがえのない、(皆で)共有された体験だ」と振り返り、日本にとって野球の国際大会がいかに特別な意味を持っていたかを示した。
しかし、今大会から“無料放送”はなくなる。記事では、広告付きプランは月額6ドル(約950円)未満、標準プランでも10ドル(約1500円)未満とネットフリックスの料金体系を紹介し、「日本では、ネットフリックスの金額は比較的安い」。しかし、「怒りの原因は価格ではない」と指摘している。
「テレビでスポーツを視聴するために料金を払うこと、そもそもテレビで何かを視聴するために料金を払うこと自体が、日本では比較的新しい概念である」と、同紙は日本の文化的背景に踏み込んだ。また、年配層が導入できるかなどにも懸念を示している。
すでに侍ジャパンの先行メンバーが発表され、ドジャース・大谷翔平投手は2大会連続で参加する見込み。大谷の人気は特に日本では圧倒的。昨年の東京シリーズではチケットがプレミア価格で取引されながらも超満員で、視聴率も圧倒的だった。「最終的には、地元の人々がオオタニを見たいという欲求が、高額な価格に対する懸念を上回った」とし、ネットフリックスもWBCにおいて同様の結果を期待していると伝えている。
(Full-Count編集部)