“大谷超え”も球界最低「-12」 1185億円ソトの絶望数値…MLB記者の指摘「道は険しい」

メッツ加入1年目に38盗塁を記録も…
メッツのフアン・ソト外野手は15年総額7億6500万ドル(約1216億円)契約の1年目、43本塁打&105打点を記録するなどMVP投票3位に入った。誰もが認める球界有数のスター選手だが、あまりに大きな課題がある。
MLB公式サイトのデビッド・アドラー記者が12日(日本時間13日)、「ソトの打撃に改善は不要、課題は守備だが口で言うほど容易ではない」との見出しで、27歳外野手のディフェンス面に注目した。「スタットキャスト」による守備指標OAAにおいて、昨季のソトは外野手ワーストタイの「-12」と壊滅的な数字に終始。キャリア通算でも「-41」に過ぎず、致命的な弱点と言える。
一方でソト自身は改善に意欲的だ。記事によると、母国のドミニカ共和国でのインタビューに対し、「守備は今後数年間の成長における礎になる」と断言。「真の野球選手の誇りは、常に新しい姿を見せることにある」と、さらなる進化に自信を見せた。とはいえ、アドラー氏は「問題は、彼にそれができるか、ということだ」とも指摘。キャリアの中盤から劇的に外野守備を改善することは容易ではなく、「ソトの道のりは険しい」ともする。
しかし、そうした一般常識を覆してきたのもまた、ソトだった。昨年は守備と走塁の改善を掲げ、前者に関しては失敗した。しかし、走塁面では飛躍。盗塁数はキャリア最多でも12個だったのが、3倍以上の38盗塁を記録し、タイトルを獲得した。アドラー氏はスピードが劇的に改善したわけではなく、「スタートを改善し、よりスマートにベースを走る術を身につけた」ことが覚醒につながったと分析。そしてこの技術が外野守備にも転用できると見る。
「ソトがナ・リーグ最高の右翼手になることはないかもしれない」と注釈をつけながらも、「今より良くなることはできるだろう」。メッツが望むのは、打撃で稼ぎ出す膨大な貯金を、守備で食いつぶさない「平均レベル」の安定感。すでにMVP級の価値を持つ怪物が、課題を克服した暁には、さらなるモンスターになるだろう。
(Full-Count編集部)