悲劇の“最強守護神”が復帰も…影を落とす保険問題 緊急事態の強豪が目指す頂点|プエルトリコ

プエルトリコ_A国旗
2023年大会 準々決勝敗退2017年大会 準優勝
MLB13人マイナー6人

2013・2017年大会で準優勝…保険問題でリンドーアら欠場へ

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)において、常に優勝候補として名を連ねてきたプエルトリコ。2013年、2017年と2大会連続で準優勝を果たし、世界最高峰の才能を輩出してきた。しかし今大会は、かつてない危機を迎えている。

 今大会のプエルトリコを語る上で避けて通れないのが、保険問題による欠場者の多さだ。フランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)、カルロス・コレア内野手(アストロズ)、ハビアー・バイエズ内野手(タイガース)ら主力級を含む8選手が保険の認可が下りずに不参加となった。一部のスター選手は参加しているが、“完全体”とは言えない陣容である。

 奇しくも象徴的な存在が、絶対的守護神のエドウィン・ディアス投手(ドジャース)だ。最優秀救援投手賞3回の右腕は前回大会でドミニカ共和国戦で試合を締めた直後、歓喜の輪の中で右膝を負傷。シーズン全休を余儀なくされた。WBCの熱狂とリスクを同時に突きつけた出来事だったが、悪夢を払拭すべく再び参戦する。リードをもってディアスに継投できれば、どんな強力打線にとっても、攻略は容易ではない。

アレナドが精神的支柱…2017年には米国代表として世界一を経験

 リンドーアら不在の打線で新たな精神的支柱となるのが、本塁打王3回、ゴールドグラブ10度のノーラン・アレナド(ダイヤモンドバックス)だ。2017年には米国代表として世界一を経験した現役最高の三塁手が、今大会は自身のルーツであるプエルトリコ代表を選択した。攻守に全盛期ではないものの、その背中でチームをけん引する。

 士気が落ちたチームを束ねるのは、伝説の捕手であり、前回大会に続きタクトを振るヤディアー・モリーナ監督だ。短期決戦での勝ち方を誰よりも知る男が、リンドーアらを欠く現ロースターをどう機能させるか。緻密な戦略と情熱的なリードは、対戦相手にとってこれ以上ない脅威となるだろう。

 プールAでは熱烈な声援を背に、勝ち上がる可能性は十分にある。決して最高のチーム状態ではないが、培ってきた勝者の文化は失われていない。“新生プエルトリコ”は、逆境の中で再び頂点を狙う。

プエルトリコ代表メンバー

4
MG
ヤディアー・モリーナ

カージナルス
ヤディアー・モリーナ
16
ホバニ・モラン

レッドソックス
ホバニ・モラン
18
エルマー・ロドリゲス

ヤンキース
エルマー・ロドリゲス
29
レイモンド・ブルゴス

34
アンヘル・レイエス

35
ホセ・エスパーダ

オリオールズ(3A)
ホセ・エスパーダ
39
エドウィン・ディアス
44
リカルド・ベレス

レンジャーズ(2A)
51
ルイス・キニョネス

ツインズ(3A)
52
リコ・ガルシア

オリオールズ
リコ・ガルシア
63
フェルナンド・クルーズ

ヤンキース
フェルナンド・クルーズ
67
セス・ルーゴ

ロイヤルズ
セス・ルーゴ
69
ガブリエル・ロドリゲス

75
ヤクセル・リオス

カブス(3A)
ヤクセル・リオス
87
ホセ・デレオン

99
エドゥアルド・リベラ

レッドソックス(2A)
エドゥアルド・リベラ
7
クリスチャン・バスケス

クリスチャン・バスケス
8
ルイス・バスケス

オリオールズ(3A)
ルイス・バスケス
13
エドウィン・アローヨ

レッズ
23
ダレル・エルナイズ

アスレチックス
ダレル・エルナイズ
26
エマニュエル・リベラ

エマニュエル・リベラ
28
ノーラン・アレナド
2
ブライアン・トーレス

カージナルス
ブライアン・トーレス
3
ウィリ・カストロ

ロッキーズ
ウィリ・カストロ
6
マシュー・ルーゴ

エンゼルス
マシュー・ルーゴ
10
MJ・メレンデス

MJ・メレンデス
14
カルロス・コルテス

アスレチックス
カルロス・コルテス
22
エリオット・ラモス

ジャイアンツ
エリオット・ラモス

(Full-Count編集部)

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