高校野球で「伸びる家庭」の共通点 強豪監督が説く…中学時代の適切な“距離感”

東海中央ボーイズ・竹脇賢二監督が言及…子どもを成長させる保護者の接し方
野球に情熱を注ぐ“我が子”とどう向き合うべきか、悩む保護者も多いだろう。接し方は悩みの種。手を差し伸べるべきか、見守るべきか――。中学硬式野球で全国制覇を3度成し遂げている「東海中央ボーイズ」の竹脇賢二監督は、選手の成長を支えた保護者には、共通する特徴があると語る。
竹脇監督の経験上、伸びる選手の保護者には大きく分けて2つのパターンがあるという。チームを信頼して全く関与しないケースと、付きっきりで一生懸命にサポートするケースだ。ただ、後者の付きっきり指導の場合は、その内容が中学生の時期に本当に必要かなどの見極めが非常に難しい。
そこで重要になるのが、保護者が必要以上に干渉しないことだ。伸びる選手の家庭では「将来、何を目指すのか」という大前提のテーマについて、保護者と子どもがしっかり話し合っている。その上で、細かい技術指導や進路相談については「チームが一番よくわかっているのだから、監督さんとよく相談しなさい」と現場に任せている。
保護者が干渉しすぎないことで、自分の人生や将来について考える習慣が子どもにつき、自立しやすくなる。保護者からあれこれ言われるより自分で考え、指導者と直接コミュニケーションを取るようになるからだ。だからこそ、口を出さずとも安心できるチーム選びや環境選びが最も重要になってくる。
信頼できる環境を選んだのであれば、現場への口出しを保護者は控えるのが賢明だろう。竹脇監督は「人の成長は環境で決まる」と強調する。指導者は責任を背負って現場に立ち、保護者はその覚悟を信頼してサポートする。この強固な信頼関係こそが、高校野球という厳しい世界でも自分を見失わずに活躍する選手を育てる土壌になる。
保護者は色々と口を出したくなるものだが、逆効果になる恐れもある。干渉しない環境を作る一方で、指導者は責任を重く受け止め、しっかりとした指導と立ち振る舞いを示さなければならない。保護者と指導者の信頼関係が、選手の自立と成長を最大限に引き出していく。
(First-Pitch編集部)
球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。
■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/