岩隈久志のマ軍残留は「確信なし」 シーズン後にFAも、去就の明言避ける
今季最終登板後、地元メディアに「何と言ったらいいのか…」
マリナーズの岩隈久志投手は2日(日本時間3日)の本拠地アスレチックス戦で今季最終登板を終えた。7回9安打2失点(自責1)8奪三振無四球という力投でハイ・クオリティスタート(7回以上を投げ自責2以内)を達成も、後続が打たれてチームは2-4で敗戦。勝敗の付かなかった岩隈は今季限りで契約満了となり、フリーエージェント(FA)となるが、試合後、地元メディアに対して自らの去就問題について口を開いた。MLB公式サイトが「岩隈はマリナーズとの未来について確信なし」と報じている。
2012年に海外FA権を行使して楽天からマリナーズに移籍した岩隈。4年間貢献した球団に残留したいか、という地元メディアの質問に、冷静沈着な右腕は去就を明言しなかったという。
「何と言ったらいいのか分かりません。このチームが僕にチャンスをくれたので、4年間ここでプレーすることができた。ここで多くの友人や多くのチームメートを作ることができた。こことはいい関係でいると感じています。僕に今できるのは待つことだけですね」
通訳のアントニー鈴木氏を通じて、岩隈はこう語ったという。
右腕はメジャーに挑戦できる機会を与えてくれたチームに感謝し、チームメートやスタッフとの友情の深さも明かしながらも、自らの希望は明言せず。「代理人に任せています。もしも交渉があるとするなら、僕にすぐ状況は伝わると思います。でも、まだよく分かりません」とも語り、チームからの条件提示を待つ方針を明らかにしている。