大谷翔平の投手復帰がエ軍の終盤最大の焦点 地元紙指摘「投げてみないことには」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

2019年に向けた残り29試合の戦い方を展望

 投手としての復帰が迫ってきているエンゼルスの大谷翔平投手。すでに3度の実戦形式登板を終え、間も無く試合で登板すると見られている。その一方で、エンゼルスはポストシーズン進出が厳しい状況にある。そんな中、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、シーズン残り試合での戦い方の展望を掲載。エンゼルスの残り試合の最大の焦点は、大谷の投手としての復帰だと指摘した。

「ショウヘイ・オオタニは投手として復帰するのか?」という見出しで切り出されたこのレポート。大谷は手術を回避し、保存療法で順調な回復を見せ、すでに実戦形式での登板もしているが、「今のところ、大谷の選択した治療方法は効果的であるようだが、彼が実際に100マイルの直球、そしてスプリットをメジャーの打者たちに投げてみないことには判断できない」と言及。練習は練習であり、実戦で右肘にかかる負荷はまるで違う。大谷が本当に治ったのかどうかは、試合で投げてみないとわからないという。

 大谷の復帰時期について、同紙は早ければ30日~9月2日の敵地でのアストロズ戦4連戦となる可能性があると予想。その上で、投げてみて大谷の右ひじに問題が生じなかった場合に「オオタニの怪我が治り、来シーズンに向けて大事に温存していこうと判断するまでに、どれくらい彼に登板させる必要があるのかということが問われる」と指摘している。

 このままいけば、レギュラーシーズン終了とともにエンゼルスの2018年は終了する。29日現在、残り試合は29。この29試合を、2019年をにらんで有意義に使わなければならない。大谷が故障から回復したことが確認できたなら、次はどのような登板間隔で、どのような起用法をとるのがチームと大谷にとって望ましいのか。ソーシア監督とビリー・エプラーGMは、また難しいかじ取りを迫られることになりそうだ。

 すでに来年の話をしなければならないというのは寂しいことではあるが、主砲のプホルスも左膝手術で今季絶望。今や大谷の存在がチームとファンにとって最大の支えとなっているだけに、今後も様々なところで起用法が議論されることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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