最終回にドラマ…桐生大附属中が春の中学軟式日本一 創部3年目の快挙「素直に嬉しい」

創部3年目で初優勝を果たした桐生大附属中【写真:磯田健太郎】
創部3年目で初優勝を果たした桐生大附属中【写真:磯田健太郎】

「文科杯」決勝結果…最終7回に4点を挙げ東海大静岡翔洋中に逆転勝ち

 岡山県で開かれている中学軟式野球の全国大会「文部科学大臣杯 第17回全日本少年春季軟式野球大会ENEOSトーナメント」は25日、倉敷マスカットスタジアムで決勝戦が行われ、桐生大附属中(群馬)が東海大静岡翔洋中(静岡)に5-2で逆転勝利。創部3年目で初優勝の快挙を成し遂げた。

 雨中の一戦は、決勝戦らしい締まった展開となった。桐生大附属中は2回に1死満塁のピンチを招き、東海大静岡翔洋中の2番・寺田旺次郎に中前2点打を浴びて先制された。3回に1点を返し、その後も好機を度々作ったが1本が出ず、1点ビハインドで最終7回に突入した。

 しかし、土壇場にドラマが待っていた。1死から1番・中村聡汰のゴロを三塁手が悪送球し、二塁に進んだ。四球と内野ゴロで2死二、三塁とし、4番・栗原(くりばら)啓汰が、再登板した東海大静岡翔洋中のエース・池ヶ谷誠から中前2点打を放ち逆転。さらに2点を加えてリードを広げた。

 その裏の守備では走者を出しながらも無失点に抑え、頂点に立った。選手も首脳陣も、快挙に思わず涙を流した。

 創部3年目で優勝の快挙に導いた齋藤健子郎監督は、「栗原がこれまでの打席でいい形で打てていなかったので、いつもの形を取り戻してやろうと伝えました。勝てて素直に嬉しいです」と、笑顔を見せた。

 殊勲の逆転打を放った栗原は「打った球はチェンジアップ。チャンスで打てて嬉しいです。ツーアウトでしたが、自信を持って振っていきました」と振り返った。

(磯田健太郎/Kentaro Isoda)

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