田澤純一、108日ぶりメジャー登板で1失点「ああいう一発は気をつけないと」
ブレグマンの左翼ソロ弾を反省「一番バットが出やすかったかな、と」
エンゼルスの田澤純一投手が2日(日本時間3日)、敵地アストロズ戦で108日ぶりのメジャー登板を果たした。エンゼルス移籍後初マウンドは、1回を投げて1被弾を含む2安打1四球1失点のホロ苦デビューとなった。
1点を追う7回に5番手として登板。先頭アルトゥーベは遊飛に仕留めたが、続くブレグマンに低め速球を左中間への27号ソロとされた。2死からホワイトに左翼二塁打、ゴンザレスに四球で一、二塁としたが、最後はグリエルと右翼フライに仕留め、最少失点で切り抜けた。
試合後、田澤は本塁打された場面について「真ん中低めくらいだったので、一番バットが出やすかったかなと思います」と反省。「いい打者なので、ああいう一発は気をつけないといけないところ。やられたんで申し訳ないと思います」と話した。
今季はマーリンズで開幕を迎えたが、現地5月21日に自由契約に。その後、タイガースとマイナー契約を結ぶも再び自由契約となったところで、同7月13日にエンゼルスとマイナー契約を結んだ。約1か月は キャンプ地アリゾナで投球フォームを見直し、8月中旬から傘下3Aでプレー。9月1日のメジャーロースター枠拡大に伴い、メジャー昇格を果たした。
田澤は「(メジャーに)戻ってこれると正直思ってなかったですけど、このチームに拾ってもらって、しっかりとしたプログラムがあった。それを信じてやってきてよかった」と話す。この日の登板は「もう少しやってきたことを出せたら良かった」と反省が尽きないが、「今日のフォームがどうだったか確認して、また明日から」と前を向いた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)