打撃でタイミングが取れない原因は“左右差”? バランス感覚を確認する「60秒キープ」

オリ森友哉の専属トレーナーが推奨…左右のバランス差をチェックする方法
打撃でタイミングを取る際、ステップする足を上げた瞬間にフラついてしまうのはなぜだろうか。オリックス・森友哉捕手の専属トレーナーを務める久米健夫さんは「身体を思い通りに使えるかどうかが、技術の土台になる」と強調する。大阪桐蔭高や東京ガスでのプレー経験を持つ久米さんは、左右のバランス能力をチェックする方法と改善策を提案する。
バッティングで前足を上げた時にバランスを崩し、捕手側に倒れてしまう選手は、左右のバランス能力に課題がある。身体の右側が硬く左側が柔らかいといった柔軟性の差や、腹筋や臀筋(でんきん)の効き方の左右差があると、静止した状態を保てなくなる。「身体自体のバランスを整えていくことによって、投げる、打つ、走る時に起こる片足動作の安定を保てる」と久米さんは解説する。
まずは「閉眼タンデムバランス」でチェックを行おう。片膝をつき、もう片方の足のかかとを、ついた膝の一直線上に置く。膝は90度に曲げ、後頭部で両手を組んだら、目を閉じて60秒間のキープを目指す。一直線上に足を置くことで左右差が明確になり、体勢が崩れたり後頭部から手が離れたりする場合は、腹筋、臀筋や柔軟性の左右バランスが崩れているサインだ。
改善メニューの「片足ヒップリフト」は、仰向けに寝て膝を軽く曲げ、足をお尻に近い位置に置く。腰を地面に押し付けて腹筋にスイッチを入れた状態で、片足を上げながらお尻を持ち上げていく。「お尻を上げていく時に、最後に骨盤をグッと上に突き出していくイメージにすると、しっかりとお尻が締まってくる」と、お尻の筋肉を刺激する動作がポイントになる。
注意点は腰を反らせないことだ。腰と床の間に隙間があると腹筋の力が抜け、腰を痛める原因にもなる。足の位置がお尻から遠すぎると太もも裏に負荷が逃げるため、お尻に近い位置で行う。片足10回ずつを2セット継続し、お尻を締める感覚を掴むことが安定したプレーに直結する。左右のバランスを整えれば、どんなボールにも自分の形でスイングできる。
(First-Pitch編集部)
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