制球難の原因はフォームの“最初と最後” 元竜エース伝授…投球が変わる5分割チェック

元中日・吉見一起氏【写真:伊藤賢汰】
元中日・吉見一起氏【写真:伊藤賢汰】

元中日・吉見一起氏が教えるコントロール向上理論

 多くの投手が抱える悩みが、“安定しないコントロール”だ。ストライクが入らず、四球で崩れるケースは多い。精密機械のような正確な制球力を武器に中日のエースとして活躍し、日本代表「侍ジャパン」の投手コーチも務めた吉見一起氏は、制球力を向上させる方法として投球フォームを“5分割”してチェックすることを挙げた。

 吉見氏は投球動作を1:前足を上げる(軸足だけで立つ)、2:移動する(並進運動)、3:前足を着く、4:回旋運動、5:投げ終えて前足だけで立つ――に分割。中でも、重視していたのが1と5だ。「しっかり立ってしっかり立つ」と語るように、最初の形が決まらなければフィニッシュも決まらないという。

 1では軸足のどの部分に重心をかけるか、自分に合った場所を見つけることが大切。吉見氏は軸足の中指と薬指の間付近を意識していた。2では軸足の裏で地面を押す意識を持つといい。体の中心軸を保ちながら長く地面を押すことで、良い投手の特長である横の時間(右投手なら三塁側に体を向けている時間)が長くなる。3では膝への負担を軽減させるため、足の前側ではなく臀部とハムストリングスで力を受けるようにするのがポイントだ。

 4では、右投手なら右の腰を左の腰に入れ替えるようにぶつける意識を持つ(左投手は逆)。5では体勢を崩さず、しっかり立てるようにする。打球が飛んでくる可能性もあるため、キャッチボールから意識したい。この5つの動作が連動することで、コントロール向上に繋がる投球フォームが構築されていく。

 注意点もある。1ではかかと重心になって、体が反ってしまうのは避けたい。反りっぱなしだと、リリース時に体とボールの位置が離れやすくなる。また、回旋時に体の中心で回ると開きに繋がり、フィニッシュ時に前足の外側重心になるとバランスを崩す恐れがある。5つのポイントを意識し、安定した制球力を身につけたい。

(First-Pitch編集部)

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