少年野球で「縦型クーラーボックス」人気が広がるワケ 猛暑対策に合致する“利便性”

少年野球の現場で人気を集める「縦型クーラーボックス」【写真:石井愛子】
少年野球の現場で人気を集める「縦型クーラーボックス」【写真:石井愛子】

ペットボトルも立てて入る…縦型のクーラーボックスで注目の2商品

 少年野球の現場では、子どもの弁当や補食を持ち運ぶ「クーラーボックス」事情にも、ここ数年で大きな変化が起きている。これまでは4~5L(リットル)前後の横型タイプが定番だったが、近年の猛暑・酷暑の影響で様変わり。凍らせたペットボトルや冷たい麺類を入れるスープジャー、ゼリー飲料や保冷剤など、“高さ”のあるものを多く持ち運ぶ機会が増えたことで、「そのまま立てて収納できるか」が重要視されるようになったのだ。

 その結果、現在人気を集めているのが7〜8Lサイズの“縦型”クーラーボックスだ。ニーズにこたえる形で、各メーカーからも“高さ”を意識したモデルが販売されている。

 米国発祥のアウトドアブランド「コールマン」からは、2026年2月に発売されたコンパクトハード(硬い素材)タイプの「テイク9」が野球ママたちから支持を得ている。コールマンといえば、横型の「テイク6」が定番モデルだが、縦型の「テイク9」の、特に人気カラーのジェットブラックは品薄状態が続いており、「店舗を回ったけれど売り切れ。ネットでも入荷待ち状態で、なかなか買えない」と嘆く野球ママも多い。

コールマンの「テイク9」【画像:同社提供】
コールマンの「テイク9」【画像:同社提供】

 人気の要因は何なのか。同社広報担当者は「購入者からは、『自転車の前かごに収まり、子どもが自分で持ち運べるので、自主練や遠征でも使いやすい』『練習に持っていくのに大きすぎず、小さすぎないサイズ感がちょうどいい』といった声をいただいています」と話す。

「テイク9」の容量は約8.3Lで、500mlペットボトルを6本立てて収納できる。「テイク6」より多く入るのに、軽量で持ち運びやすい“ちょうどいいサイズ感”。その上、耐荷重が約60キロのハードタイプのため、座る場所のないグラウンドで“イス代わり”に使える点もポイントが高いようだ。

キャプテンスタッグの「シャルマンクーラーボックス7」【画像:同社提供】
キャプテンスタッグの「シャルマンクーラーボックス7」【画像:同社提供】

人気の要因は「しっかり保冷できて、必要なものを無理なく持ち運べる」

 コールマンとともに人気が高いのが、日本発のアウトドアブランド「キャプテンスタッグ」の「シャルマンクーラーボックス7」だ。容量は約7Lで、同じく500mlのペットボトル6本を立てて入れられる縦型設計。約920グラムと軽量のため、遠征や移動の多い現場で、「子どもが持ち運ぶのにちょうどいい軽さ」と支持されている。

 コンパクトなのにしっかりと容量が入ることはもちろん、付属ベルトの使い勝手の良さも人気の理由のようだ。野球ママたちからは「子どもの移動時は荷物が多くて、両手がふさがってしまいがち。しっかりした肩掛けベルトがついているので、持ち運びしやすい」との声が聞かれる。

 暑さ対策の重要性が年々増す中、グラウンドで頑張る我が子に「少しでも冷たい飲み物を飲ませたい」「補食も傷まない状態で持たせたい」と考える保護者は多いだろう。気づけば凍らせた飲み物、冷たい補食、保冷剤など荷物が増えてしまうことも少なくない。

 さらに、子ども自身が持ち運ぶことを考えると、コンパクトで軽量というポイントも外せない。“ただ入れられればいい”でなく、しっかり保冷できて、必要なものを無理なく持ち運べる――。野球ママたちの縦型クーラーボックスへの買い替えの流れは、今後も続いていきそうだ。

【実際の画像】縦型クーラーボックスはなぜ人気? 少年野球ママの支持を得る“2つの実用例”

https://first-pitch.jp/article/parents/meal/20260518/16416/#image

(石井愛子 / Aiko Ishii)

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