速球に振り遅れない「眼の力」 低学年で養いたい…動体視力を鍛える“文字読み壁当て”

スポーツビジョントレーナーの野口信吾氏が推奨する「動体視力向上法」
打撃で「速球に振り遅れてしまう」と悩む選手は多い。原因は、動く物体を見続ける「動体視力」不足かもしれない。アマチュアからプロ野球選手までサポートするスポーツビジョントレーナーの野口信吾さんは、幼少期からでも楽しみながら見る力を養える「ボール壁当てドリル」を推奨している。
速いボールに対して眼の動きが追いつかないと、打席で対応できない。野口さんは、物体をずっと見続ける能力「動体視力」と、一瞬見た物体を瞬時に認識する能力「瞬間視」の両方を鍛えるべきと語る。壁当ては、この2つの視覚能力を同時に向上させるという。
準備するのは、文字や数字を書いたボールだ。低学年なら2.5~3センチ、レベルが上の選手なら1.5~2センチ程度の文字をボールに散りばめるように書き込む。壁から約1メートルの距離に立ち、壁に向かってトスする。キャッチとトスを繰り返しながら、判別できた文字を声に出す。
1つの文字を追うのではなく、できるだけ多くの文字や数字を読み取るように努める。注意点は体を反らしたり、顔を動かしたりしないこと。眼だけを動かすように心がけたい。
トレーニングは1回1分とし、2~3セットを目安に行う。慣れてきたら、左右に少し動きながら壁にトスするのも良いだろう。動きながらでも文字や数字を認識できるように努力することで、動体視力は高まっていく。日々の練習に取り入れ、速いボールに反応できる能力を養いたい。
(First-Pitch編集部)
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