「投手・大谷翔平」の自己評価 今季成長したのは、試合に臨む「心構え」
投手部門3タイトルを獲得も「しっかりと客観的に見られるように」
日本ハムの大谷翔平投手が、二刀流3年目で投手3冠に輝いた2015年を振り返った。
まずは「投手・大谷」編。
196奪三振でタイトルこそ楽天・則本(215奪三振)に譲ったが、15勝(5敗)、防御率2.24、勝率7割5分で、パ・リーグ投手部門3タイトルを獲得した。
「タイトルは周りとの兼ね合いもある。絶対的なものではないので難しいですけど、ないよりはあった方が当然いい。後半に入って思うような投球が出来なかったので反省するところもありますけど、年間を通して成長出来たのは良かったと思います」
防御率2.24は周りに左右される数字ではない。それでも、剛腕は自らを客観的に見つめた。
「自分よりいいボールを投げている選手でタイトルを取れないというのもある。タイトルを取れたからいいのか。年間を通して、どれだけ自分が出来て、どこが良くて、どこがダメなのか、というところに価値があると思います。タイトルが取れたからいいとかでなく、同じ防御率でもそういう捉え方をしないといけない。しっかりと客観的に見られるようにしたいです」